逍遥公のピアノ+食雑記

古き英国の劇場がモデルだそう

 先日、早稲田大学内にある演劇博物館にいったときのこと。そこの一角に、「坪内逍遥ルーム」みたいな展示室があるんです。ショーヨーゆかりのものばかりある部屋。え? 坪内逍遥知らない? 坪内ミキ子のおじいちゃんですよ。え? 坪内ミキ子知らない? 青島幸雄が「いじわるばあさん」ってやってたでしょう。あれの嫁さん役。話がズレすぎです。なんですか、早稲田といえば坪内逍遥なんですよ。大隈重信ときて、坪内とくる。ホントだってば。シェークスピアの全訳をやったそうなんですね。それを記念して、演劇博物館は建てられたわけです。まあそれはともかく。
 逍遥ルームの一角に、ポツンとピアノが置いてありました。
 へぇ……逍遥、ピアノなんか弾いたのかな。シャレてらあ。よく見てみました。
坪内逍遥のウチにあったらしいけど、詳しいことは分からない。でも置いといてみる」
 本当にそんな内容の説明書きがついてます。一瞬呆然、そののち、声を出して笑ってしまった。ずいぶんとまあ、正直な学芸員さんがいるもんだ。もしかしたら、まーったく逍遥と関係ないピアノかもしれない。そう思うと、また口角が上がっちゃう。
 実は逍遥グッズ、そんなにないとみた。今日は最近の食雑記を。
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 池尻のイタリアン「ヴォーノ」にてランチ。イタリアンのランチで期待できるところ、これは滅多にないものです。超ハイレベルとかは別。1000円内でのイタリアン・ランチ、これで「うーん満足」「嬉しくなっちゃう」と相好を崩せるところは、ほぼ稀。ジャン・マレー新宿御苑「タベルナ・ロッサーナ」も一昨年だったかランチを辞めちゃったしなあ……などと思ってましたが、ここで久々ビックリ。「アサリとムール貝のスパゲッティーニ」を注文しました。それがこれ。

そして食べ終わったのがこれ。

お皿、半分以上貝! お皿の上がちいさな「大森貝塚」のようです、うひゃー贅沢。当然ダシいっぱいで、ウマし。ひとつだけミソつけるとしたら、夜モードの味つけなんですね、ちょっと私にはしょっ辛く思えた(ひょっとして、一生懸命働いている人には丁度いいのかもしれないけれど……)。でも、お酒を飲みながらなら、いいだろうなあ。他のメニューも豊富、カネロニやほうれん草のラザニアなど、手の込んだものが多くて、これから楽しみ。


○行状日誌
降ったり止んだり、アジアの雨季っぽい天気。朝10時に品川プリンスへ取材。しかし大きい駅だ。カフェ特製のラップサンドを頂く。池袋に移動。この街の不思議なところは、建物とかビルの中身は相当変わっているのに、全体的な印象がまったく変わらない。いけふくろうには、いつも同じような人がいる。ブックオフに行くと、いつも同じ人がいるように思えるのと一緒。一回帰宅、NHK出版のウチダさんにちょっとお目にかかる。そして松涛スタジオで取材。カラータイマーが鳴る。ラーメン食べたら消えた。


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