幸せのパンフレット

　「人々の心のなぐさめになる、一枚のパンフレットをお配りしています」
　いきなりそんなことを、インターホン越しに言われた朝。「ピンポーン！」ドアミラーを覗くと、40代ぐらいの女の人がふたり、立っている。手前の人は、向田邦子に似ていた。奥の人は、倉田まり子が疲れきったような感じの人。
「私たち、○○○の××のものです」　
　邦子が告げたのは、某・超有名宗教団体の名前。ビックリ。こんなこと、はじめて。大都市東京では、よくあることなんだろうか。呆然として動けない私をよそに、とうとうと邦子はパンフレットの素晴らしさを述べ続ける。ドア開けたら一体どうなるのか。「人生なんでもネタ」これが私の基本スタンスだけれど……うーん、まだまだダメだ。「ごめんなさい」とインターホンを切ってしまいました。「ピンポーン！」即座に隣のSんちのチャイムが鳴らされています。時は金なり。しかし……どんなパンフレットだったんだろう。
今日はここ最近の、些細な散文雑記。

ホテルの入り口って「今日のバンケットルーム・ご予約団体のみなさま」、そんな一覧が貼られてませんか。いや……ネーミングに惹かれて、つい勝手に撮ってしまいましたin 都内某ホテル。すいませんね「しばれる会」のみなさま。青森県は四日市市からいらっしゃったようです。確か……「しばれるねえ」というのは青森のことばで「寒いねえ」という意味。しかし「寒い会」ってどんな集まりなんでしょう。ビバ！結社の自由！　あ。ひょっとしたら、特殊な性的嗜好の集まりなのかも。嘘ですよしばれる会のみなさん。

○行状日記
体がスッキリしない。泳ごう。思い起こせば、3月16日の画期的大捻挫から約ひと月、ようやくバタ足ができるようになった。ゆっくり、300メートルほど泳ぐ。「おさかなになったワタシ」……そんなコマーシャルがあったような。あれは三東ルシアだったか……そんなことを考えながら、泳ぐ。おやつに松見坂のカフェ、「ボタン」にてプリンとアイスティー。ボタンとチョコで書かれたクッキーがちょこんとのっている。あはは、かわいい。夜は「PARIYA」のお弁当。ここのグリーンカレーは相当ハイレベル。

○お知らせ
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