あなたは何駅に

ここの水族館、結構好き

 先日、品川プリンスホテルに行ったときのこと。カラオケボックスがあったんですね。へぇ……とよく見れば、「お部屋にはそれぞれ、山手線の駅名がついています!」と書かれてある。ふうん……その瞬間から広がりゆく妄想。
 本当にたまたま、その部屋しか空いてないとして。
メガネに小太り、紙袋を持ったいかにもドンピシャなお客さんに対して、「それではお客様、『秋葉原』のお部屋へどうぞ」とかサラッと言えるもんだろうか。それはあまりにも言いにくいんじゃなかろうか。

「いえあの、本当にただ今こちらのお部屋しか空いてないんです!」とか、私なら聞かれてもないのに言っちゃいそう。
 ゴージャスな奥様なら「どうぞ『銀座』のお部屋に」、シルバーな方々なら「つきあたりが『巣鴨』になります」などと、ある意味ベタな展開ならまだしも。カウンターで係りの人にサッと一瞥され、「どうぞ、『大塚』のお部屋へ」「はい、『田町』へどうぞ」なんていわれたら。「私……どんなイメージなんだろう」「田町っぽいってどんな人!?」と自問自答して、歌うどころじゃなくなっちゃいそうだ。


○行状日記
 こないだの水曜日。とても気持ちよく晴れていた。六本木で『大いなる陰謀』の試写のあと、あまりにもいい天気で、ひとり嬉しくなる。こーいうときは、歩けるだけ歩いてみよう。
 テクテク歩いていたら、中国大使館があった。ものものしい警備陣。いつもこうなのか、今だから、こうなのか。座り込み抗議とかしている人いるのかな、と思ったけど誰もおらず。瞬間、脳内イメージにビョークが出てきて『チベット! チベット!』と叫び出す。リチャード・ギアも出てくる。二人が頭から帰った頃に、日赤通りに差し掛かる。ダイアナも好きだったという「ノッティングヒル・ケークス」でマフィンを買う。結局六本木からウチ(神泉と池尻の間)まで歩いた。



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