桜新町「さくらまつり」の謎―チータ登場―

　桜新町に住んでいる知人に誘われて、行ってきました「桜新町・さくらまつり」。東急田園都市線で渋谷から4つ目、駒沢大学と二子玉川の間です。長谷川町子美術館のある「サザエさんの町」としても有名なところ。
　地下鉄西口の階段を上がれば、あいにくの曇り空。たまにポツポツと小雨も降ろうというのに、すごい人だかり。こんなにビッグ・イベントなんかい！　スイスイとは到底歩けないほどで、驚いてしまう。商店街の飲食店では、生ビールにおつまみ、グラスシャンパンまで売っている。「グラス　ドンペリニョン　3000円」なんてスイキョウなメニューまで。
　商店街自体が、桜の並木道になっている。なるほど、東京はもう桜終わりじゃ……と思っていたら、八重桜だったのか。八重桜も白、ピンク、薄い緑と色とりどり、そして八重の感じも全部微妙に違う。こんなに種類があるものか……と風流な気持ちになってたそのとき。響き渡るカラオケの音、光り輝くスポットライト！　なんといきなりはじまったのが「水前寺清子・オンステージ」、聞けば祭りの目玉なんだそう。ただ驚く私をよそに、「ふふん、どうよ」とほくそ笑む友人。これか……これがあるから呼んだのかワザワザ！
＜つづく＞

　これが祭りのポスター。いたるところに貼られてありました。このイラスト、見覚えのあるタッチじゃありませんか。そう、やくみつるさんですね。彼も桜新町に住んでるんだそうです。そしてさらに、この祭りではかつて「杉本彩さんによるタンゴ披露」なんてイベントもあったんだとか。ええ、もちろん杉本彩さんも住人なんだそうです。使えるものはすべて使う町、それが桜新町。ここの商店街の交渉担当、むかし「バーニング」とかにいたんじゃなかろうか……凄腕過ぎる……。

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