なぜか「三原じゅん子」について考えてしまった水曜日

お約束は「ボディボディ」

 缶コーヒー「BOSS」の、トミー・リー・ジョーンズが出ているCM。けっこうなロングシリーズになっているが、いやぁ……最新作が実に、いい。素晴らしい。今回は農家で米作りを手伝うトミー。真面目な働きっぷりにほれ込んだのか、そこのオヤジさんがひとこと。
「お前、うちの跡継ぎにならんか」
 その瞬間、はにかんだように照れる娘役の「三原じゅん子」、これが、実に、いい! なんという絶妙なキャスティングだろう!!

1:田舎の農家で
2:あの歳で独身の
3:三原(ここ軽く舌巻いて発音してください)じゅん子
 うーん……これだけでものすごいドラマが生まれている。様々なことが容易に想像され、脳裏に浮かんでしまう。間違いなく、じゅん子は出戻り。昔はヤンキー。おそらく、バツイチ。都会でいろいろあったが、何年か前に帰郷。もしも今後トミーからプロポーズを受ける展開になったとしたら、そのときのセリフは絶対「こんなあたしで……(上目づかい)いいの?」絶対こう。ああ、早く続編がみたい! さらに広がる妄想。トミーがチンピラに絡まれていると「スッ」とじゅん子が現れて「その人に指一本触れてみな……後悔するぜ」とかいう展開はどうだろう。「この国の女は、なかなか強い」とか呟くトミー。絶対ないだろうけど。私は、三原じゅん子が今でも時折フト見せる、「昭和的不良の斜(はす)な構え方」が、たまらなく好きだ。


○日常乱記
 もう藤の花が咲いている。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の試写帰り、六本木にて。ラストのブラームス、ヴァイオリン協奏曲がいつまでも耳に残る。
 この日、生まれて初めて葉巻を吸った。池尻「Vista」の店長さんからの誕生日プレゼント。「ダビドフ」という少し細めのシガー。「くゆらせる」という日本語をはじめて体感。脳裏にすぐさま『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランドが出てきて、我ながらベタだと思った。合わせたカクテルは「チャーチル」。吉田茂も葉巻が好きだったっけ。葉巻は吸っている間、随分と無になれる。そこがいいな、と思った33歳になりたての夜。


○お知らせ
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