芸人「みっちー」から思い出した「園佳也子」2

「アチャラカ」という言葉を思い出す

 「すごくいい男」そう世間一般で言われている人に、けっこう似ている。
これって、いいようで、そうでもないんじゃないだろうか。本人にしたら。
 これは、みっちーがどう思っているか分からない。すべて私の妄想。
人生で出会う人の多くに、「あ、福山似てますねー!」と、かなりの確立で言われてしまう。でも、本人じゃない。当たり前だけど。けれど本当に似ているから、おのずと「福山的なもの」を他人から求められてしまう。
 私は彼を見るたびに、「全部ぶち壊したい!」―――そんな衝動に駆られたのかなあ、という憶測をせずにおれない。そして、あの芸。「こうなったら利用しちゃうもんね」、という計算と破壊欲を感じてしまうんだなあ。
みっちー、もっともっと壊れてほしい。そして、その先に何があるのか。そこを見たいと思う。

○追記
 もう分からない人も多いと思う。まだまだ現役の女優さんだが、「園佳也子」さんという女優がいる。彼女、かなりの三の線、コミカルな役で売った方だ。近年だと、NHKの朝ドラ『女は度胸』の仲居頭などを覚えてる人もいるだろう。ふてぶてしい面構えに、たっぷりとした体躯。いかにもユーモラスな存在感なんだが、実は素の彼女、「山本富士子似の美人」なんだとか(昭和30〜50年代にかけて、日本一の美女と称された大女優)。
「テレビで気になる女たち」という、往年のTBSドラマプロデューサー・鴨下信一さんが書かれた著書で知ったこと。園さん、実はほっそりした体型なんだが、肉襦袢みたいなものを入れて、太って見せているそうな。
「お富士さんと勝負しても仕方ないから」
 そう思って、三枚目に転向されたんだそう。みっちーを見ていたら、そんなエピソードを思い出した。


○トップ写真
 左が園さんです。右が森光子さん。この写真だけで喜劇女優というのがありありと分かる素晴らしい一枚。


○行状記録
 ちょっとした、夏日。最高は東京24度だったとか。表をしばらく歩いていたら、肌がピリッとする軽い痛みを久々に思い出した。
 昼から松竹の稽古場でコクーン歌舞伎の取材。中村橋之助丈、中村勘太郎丈にインタビュー。橋之助さんが帰り際にひとこと、「あなた、ドイツ公演にはいらっしゃるんですか」「いいえ、その取材クルーではないんです」「そうですか……」ここでちょっとしたタメがあって、「おいでになれば、よろしいのに」
うーん……役者だねえ。もう覚えてもいらっしゃらないでしょうが、嬉しかったです成駒屋さん、ありがとうございました。帰宅後、夜にアクアビクス45分。


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