船場吉兆、ゼクシイ、新宿コマ……最近の備忘録

すんまへん……

○廃業という幕切れ
 かつて小泉純一郎田中真紀子に向かって「涙は女の武器だねえ」といったのを思い出す。異論は多いだろうけれど、本当にそうだなあと私は思ってしまう。「女が泣く」というシチュエーションって……男にとっても、女にとっても、「困った」ものじゃないだろうか。うん、「困ったもんだ」という言葉しか出てこない。なんだか、もうそれだけで、理で詰められない。まして佐知子、74歳。テレビの前で見てるだけで、こっちが悪い人みたいに思えてきちゃう。(余談だが、女が女を泣かせた場合というのはどういう空気になるのだろう)
 それよりも廃業に伴って従業員が全員解雇、というほうが気になって、暗い気持ちになる。そしてさらには、偽装発覚以前に普通に船場吉兆を辞め、他の料理屋に就かれた方々もいるだろう。その方々の気持ちを思うと、やりきれない。「名門育ちと思って雇ったのに……」など新職場で不遇をかこっていなければ、いいのだけれど。今日は最近のメモを。

○「ゼクシイ」のCM
「おや? おやぁ? おやおやおやぁああぁ〜?」
一番の被害者は、あの二人を前にした本屋のレジの店員ですね。もしくは「私がもしも、急いでいるときにあの二人の後ろでレジを待っていたりしたら……」想像するだに怖ろしい。すごいオトナゲないことしちゃいそう。などとムズムズ・モヤモヤをあれこれ感じていた「ゼクシイ」のCMですが……漫画家の安彦麻理絵さんが見事に喝破してれくました。CMへの思いを綴りつつ、立派なプチ・平成恋愛文化論になっている。5月27日のブログ「男根はどこへいった?」これは必読! まあ、あのCMを見て「いいなあーうらやましー」と素直に思うお嬢さんは読まないほうがいいけどね。


○「新宿コマ劇場・閉鎖へ」
いや、この「小屋」(演劇関係者は劇場のことをこう呼ぶ。一応私も昔演劇などかじっていたので、ついこう呼んでしまうのだ)の熱心なファンだったわけじゃない。けれども……寂しいじゃないの。哀しいじゃないの。新宿、という街を象徴するひとつの存在だったと思う。今年いっぱいで閉館か、美空ひばりのファンだった人は寂しいだろうなあ(彼女の座長公演はここの名物だったらしい)。そうそう、演歌歌手のタマゴの方など「いつかはコマで座長公演を……」と虎視眈々、夢見ている人だっていただろうに。本気で目標にしていた方たちの心境やいかに。
 座長格の演歌歌手合同による「さよならコンサート」とかやらないかな。


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