三越歌舞伎

表紙、いい紙使ってます

 現在公演中の三越歌舞伎、プログラムに書かせて頂いてます。中村橋之助丈のご子息、国生・宗生ご両人のページ担当。おふたりは今回、長唄『俄獅子』の頭(かしら)でお父さんと踊ってます。同じ兄弟でも随ィ分と芸質の違うふたり。拝見してきましたが、手の込んだ振り付けをこなして、ご見物も湧いていました。19日まで。お芝居のほうの感想をちょいとメモ。
 
『じいさんばあさん』
橋之助の伊織、片岡孝太郎のるん。これがビックリするぐらい端正な仕上がりで、嬉しいサプライズ。特に孝太郎、主人をいとおしむ余り愚痴のひとつも出てしまうという若奥方、これが実に「らしい」。いい意味での固さと武家育ちを感じさせて好演。伊織は不思議な男で、繊細かつ単純、武士らしい律儀さと少年のような明快さが同居している人間。二枚目なのに不思議な陰のある橋之助にはどうかと思われたが、これも、良かった。顔をクシャクシャにして喜ぶ表情にフッと芝翫が重なる。福助もそうだが、どんどんお父さんに似てくるなあ。


ちょっと前の「演劇界」の表紙。本屋で見たとき一瞬ホントに芝翫かと思った。


○記録
某日、友人セイコさんの結婚パーティ。駒沢公園そば、「NICO」にて。池尻の「ヴォーノ」ケータリングのご飯も美味しく。みんな飲む飲む、いい会でしたー。おめでとうございました。末永くお幸せに。


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