『爆笑問題のザ50人斬り-有名人の家族-』

見てないんだけどねこのドラマ

「そう来たか……」「こう出たか……」 
 いやはやなんとも、そんなことばーっかり呟いた1時間でした。ご覧になりましたか、16日放送の『爆笑問題のザ50人斬り』という番組。集められたのは、有名人の家族50人いきなり話逸れますが、これって昔懐かしの『上岡龍太郎がズバリ!』そのまんまのパクリですね……)。
いやーーーー、壮観だった!
不機嫌なジーン」……なぜかこの言葉が何度も脳裏に。
「ままならぬ」……どういうわけか、この言葉が何度も脳裏に。


 大体のプロセス&構成として、
1:「さあ、いかがですか○○さん!」と、顔アップで抜かれる。
2:「うちの父は……買い物の額がハンパじゃないんですぅ」
などと各々「ザッツ・芸能人」的エピソードの披露。
3:画面隅には「親の顔」が小さく出ている。
4:発言者の名前&肩書きがサイドに大きめに出る。

 
 こんなのが繰返されるわけですわ。これを、「私のこころの動き」と共に1〜4の動作を再現してみましょう。
1:顔がアップで出るも、「だ、誰ッ!?」と清水ミチコの単行本タイトルのような気持ちに。
2:テロップを見ずに誰の子か当てようとするも、ほぼ撃沈。
3:「……この子が、あの人の!」
ここで先の「そう来たか、遺伝子」「ジーン、こう出たか」というセリフを何度となく呟く。
4:この肩書きが「女優」「アイドル」「ミュージシャン」という場合、「あちゃあ」という気分になる確率高し。

 
 ぬるかった。みんな、親が有名人ということを上手に、うまく付き合えている人ばっかりだった。大川橋蔵の息子さんが、「プレッシャーとかではなく、使えることは使えばいいかな、という気持ちです」みたいな内容のことを仰っていたが、ほぼそーいう感じで、「ありがたいですよねー、芸能界の入り口にはすぐ立てますもん」的なことを心底まっすぐに思って「言えちゃう」、穏健な子が大多数だった。
 うーん……おりこうさんだなあ! 「木村一八」「高橋祐也」といったプレッシャー世代って、完全に過去のものなんですね。高峰三枝子の息子とか、かとう哲也などを祖にした「偉大な親兄弟の負」って、もう遺物であることを実感。しかしそれって、「彼ら」が「楽」になったわけではなく、芸能界のほうが「下りて」来ただけのことだと思う。


○忘れ難い「お言葉」メモ
 一青窈のお姉さん、一青妙さんという人は
「私、みんなから『歌うまいんでしょ』と期待されるのが嫌なんです! すごいヘタなんです!」
と力説されていたが、実際にその通りであった。歌手の家族……岩崎宏美・良美の姉(実在)はどうなんだろう。
 篠山紀信南沙織の息子(お母さんそっくりの二枚目だった。ままなったパターンといえよう)は、
「友達と写真撮るとき、絶対俺取らされるんですよ。全然俺、写真とか知らないんですけど」
 毎回スナップ担当なんだそう。ブレたりしたら何といわれるのであろうか。
 そうそう、堺正章さんは「別荘を衝動買い」なさるそうです。小春・菊乃という新橋芸者みたいな名前の娘さんが語ってました。おふたりとも、男と別れるときは「さよなら」と書いた手紙をテーブルの上に置いてほしいものです。
 ちなみに。「お父さんとお母さんのいいとこばっかり取ったのねえ」と舅・小姑たちに喜ばれそうな人がひとりいた。三田村邦彦中山麻里の息子、中山麻聖

 ませい、と読むそうです。


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