よせばいいのに総理大臣のことなど

ちょっと昔の写真を

 ちょっと時が経ちすぎないうちに書き留めておきたい。
 麻生太郎首相、「連日豪遊」「でもホテルのバーは安い」だのなんだので叩かれてますが……これ、実数として(ここポイントね)、本気で「ムカつくーッ!」って怒ってる人、そーんなにいるもんなんでしょうか。
 よく使われる言葉だが、私には一部マスコミによる「批判のための批判」としか思えない。もっとくだけていうと、「時間埋め」というか「ページ稼ぎ」というか。
 最近どーにも、マスコミ論調って「お説教」めいてると思いませんか。私はそーいうの読むたびに、どうにもゲンナリしてしまう。「一般の感覚と比べたら、高いと思います」「それ(連日の豪遊)を聞いた一般の人々がどう思われると思いますか」などと。ああ、くっだらない! 

 どうして皆が皆「こじゅうと」みたいなんだろう。木を見て森を見ずというか……叩けそうなことなんでも叩こうという感じがして、さもしいことこの上ない。なんていうか、私は週刊誌やら文字媒体を買うときって、基本「楽しませて」ほしいんですよね。そこを私も仕事をする上で一番大事にしているつもり。この程度のこと、やんわり批判するとか、最後まで読んでみて気づいたら痛烈な皮肉だった、みたいなソフィスティケーションがほしいじゃない。編集やライターにしてみたら「腕のみせどころ」ってなもんじゃないだろうか。「糾弾」論調というのは、もっと大義のあることだけで済ましてほしいなあ。


 総理大臣が一般感覚持っててほしいというのは……多分「暴れん坊将軍」とかの見すぎなんだろうなあ。「うえさま」がお忍びで町に現れ「世の中は疲れておるのう」とかなんとか。それで世直し。そういうファンタジー願望。あ、そうだ。麻生さんスーパーかなんか行って「値段、上がってるなあ」とかやってましたね。アレはまずかったと思う。反感買うと思う。一軒行ったぐらいで値段の状況分かるわけないもの(そこか)。丸正から丸栄からピーコック、大関に東急ストア、果てはデパートのタイムセールまで一日駆けずり回って最安値でカレー作るとかぐらいまでしてくれないとね。どうせパフォーマンスやるんだったら。そのぐらいしてこその価格帯調査ってもの。
 うーん……本気で思うんだけど、あの手の「世の中視察」するんだったら、一度モーニング・ラッシュとイブニング・ラッシュに乗られたらいいと思う。「こんな思い毎日して民は税金を納めているのか!」と目からウロコ間違いなし。そのほうがよっぽど好感度上がると思うなあ。
 さらには、今の日本の「公共マナー」というものがどういうことになっているか、骨身に染みて分かるだろう。そこは子供から大人まで、各世代の「ふるまい」の縮図だ。「政治家」というのは少なからず「義」という意識のある方だと思っている。朝晩の満員電車に乗って「何か」を感じない人はいないと信じたい(そんなの甘いよ、といれわるでしょうが)。
 そりゃ警備のこととか大変でしょうが、あの「口つき」を更に歪めて「おしあい・へしあい」する麻生太郎、いー絵になると思うなあ。一面間違いなし。国民の共感、絶対買うと思うのだけれど。


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