今年の書きこぼし総決算・2

むざんやな コンビニ棚の 折れ雑誌

 これ……ずーっと今年思っていたことなんですわ。右の写真、なんだか分かりますか。コンビニの雑誌です。ちょっと折れてますね。うーん……つまらない、キマジメな告発っぽくて自分でも嫌だけど、書いてみよう。
 最近コンビニで、立てかけてある雑誌に立ち読みしてる雑誌を置く人、よく見かける。しかも、かなりの頻度で。
 正義漢ぶるわけじゃない。人に何かいえるような高潔な性格も生活もしていない。でも、でもなあ! どーーーーーーーーーーにも許せないんですよ、これだけは。自分がそんなに雑誌愛に溢れているとも思わないんだけど、毎回カーーッと血が熱くなるというか、軽ーく逆上してしまうんだなあ。

 この手のことって、つッまんないですよねネタとして。道徳的に正しいことを訴える。そう、「よみもの」として究極のソフィスティケーションが求められるテーマだ。この辺で一番高級でカッコいい部類があれですね、ジョン・ウォーターズの傑作『シリアル・ママ』。何かいうなら、あのぐらいのセンスがほしいところ。『シリアル・ママ・ゴーズ・トゥ・ジャパン』……いいねえ。
違いのわかる女、シリアル・ママ

 例えば山でゴミなんか捨てていく輩、皆殺しね。「アルピニスト野口健さん、驚きのコメント『何年かかっても綺麗にならなかった山があっという間に!』」
 などと脳内妄想でスッキリするようなマネはしてませんよ。きちんとコンビニで見掛けては「やめませんか」と声をかけてはウザがられてます。しかし、いうとサクッとやめるのが救いですね。皆すぐやめる。分かっているのだ、いけないということは。だから、嫌だ。でも、やってしまう。同様のことを自分も他のことでしているはず。気をつけねばならない。
「コンビニで口論、乱闘の末フリーライター意識不明」
 こんな見出しが出ないように、気をつけます。


○「リーズのピアノコンクールに審査員として招かれたんですね。でもそのとき、サントリーホールのリサイタルが入っておりまして。ですからお断りしたんです。サントリーホールなら仕方ないですね、と向こうの関係者のかたも皆おっしゃって」
(発言者:中村紘子 4月14日報道ステーションにて)


 サントリーホールがいかに格式あるホールか、という例えとしての発言。最低でも4つのベクトルにおける「マンセー私!」な心意気が込められた素晴らしい発言です。こういう「ライフ・パフォーマー」としての中村紘子を私は心から愛している。ホントだってば。


○「うちのおじいちゃん相当支持率低かったですからねえ。福田さん30%切ったとかいってるけど、おじいちゃん8%ですよ。まだまだ福田さん大丈夫っスよ
(発言者:DAIGO「おしゃれイズム」 6月8日)
 これを軸にネタにしようとしていたら、あれよあれよという間にDAIGOの露出が増え、さらには福田康夫が総理を辞めてしまったため時期を逸した一本。さらには
「あんなくだらん税つくりやがって、みたいなこと言われて、俺はブルー入るばっかりで」
 DAIGOくん、小学4年生のときに先生に言われたそうです。いうまでもなく、竹下元首相の消費税に対する一件ですね。これが彼の心にロックの魂を植えつけたんだとか。人間いつかネタにできるもの。見習いたいものです。


大場久美子
堀越高校時代は、随分林寛子さんにいじめられました」
林寛子
「私は鍛えてあげたつもりだったんですけどね」


 なんの番組かは失念。「いつみても波瀾万丈」だったかな、確か大場久美子の回。堀越の同級生でアイドル同士だったんですね、二人。林寛子が友人として登場。
「芸能界で自由な発言を(なぜか)していいヒエラルキー」というのがある(私が勝手に思っているだけだが)。その頂点あたりに「和田アキ子美川憲一デヴィ夫人上沼恵美子(関西に限り)」というのがいるが、「特別枠」として「林寛子」と「海老名美どり」がいると思っている。だからどうした。黒澤の嫁、という「葵のご紋」がなくなっても寛子は変わらない。ヒロコ・イズ・ヒロコ。「杉田かおる」がここに加わるかと思っていたら急速に「大人の順当な発言枠」に戻っていった。残念でならない。本当に残念なのか。
 そうそう林さん、雪谷大塚でカラオケスナックを開かれているそうです。その名も「ラブリー寛寛(かんかん)」。私信ですが青森のUさん、今度来京されたら行ってみませんか。
 などとこんなネタで今年をしめくくっていいのでしょうか。また来年もどうぞよろしくお願い致します。


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