紅白・印象メモ1 ―ベストドレッサー・石川さゆり―

cow pattern

『カウガール・ブルース』

 昔、そんなタイトルのユマ・サーマン主演の映画がありました。いや、ガールならぬ『カウ・レディ』……思わずそんなことを呟かずにはおれませんでした。

 ご覧になりましたか2008年紅白、赤のトリを!


 いえ、赤トリをつとめられた和田アキ子さんのことをネタにしたいのではありません。その後ろにおわした石川さゆりさんに、私の目は釘付けでした。


「今年の年越えテーマは『丑』、
そう来年の干支……『牛』よッ!」


 熱い叫びが聞こえてくるかのようでした。何十分か前に天城を越えたばかりだというのに、「年越え」はなんと純白と漆黒のコントラストが絶妙な「カウレディ・ドレス」にて……。大胆かつ直球、シンプルかつ最高にインプレッシヴな試みといっても過言ではありません。
 心に浮かぶひとつの替え歌……。



「天城丑越え」
「♪隠し切れない 肥(こえ)の香が
いつしかあなたに 染み付いた
誰かに屠(と)られるくらいなら あなたを殺していいですか」



 アホかッ! 
 いやーーーーーーーーーインパクトありましたね石川さゆりさん。和田アキ子さんが熱唱する中、チラホラとバックに紅組メンバーが応援にかけつけます。そして歌もいよいよサビといったその瞬間、舞台下手に登場したのが何と「牛ドレス」に身を包んだ石川さゆりさんではありませんか! 
 一瞬目を疑いました。懐かしの「ひょうきん族」における「吉田君」でも「やっぱり猫が好き」で室井滋が着ていた「モーモーパジャマ」でもありません! 
 感動しました。このドレスはまさに今回のためだけに作られた一点もの。さゆりの衣装にかける心意気が熱く伝わってきます。子年から丑年を迎える、まさにあのときしか着れないドレス。もし使えるとしても岩手の代表的民謡「南部牛追い歌」を歌うときぐらいでしょうか。それかいっそのこと童謡コンサートを開いて「ドナドナ」とか歌っちゃうとか……。
 これから毎年の恒例行事になってくれることをせつに祈ります。ええ、来年はタイガー、再来年はバニーガール……。 
 と、石川さゆりさんだけでこんなに文字数を使ってしまいました。その他の感想はまた明日。


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