試写室での拍手

『今度の日曜日に』

 試写室で拍手が起こった。
 「名作は試写室で拍手が起こる」
 話には聞いていたが、実際に体験するのは初めて。それも最近立て続けに2度も!
 

 映画が終わる。暗転して、スタッフ・ロール。その最後の最後がスクリーンから消え、照明がついた瞬間。はじけるように、拍手がわいた。
 この映画を観て感じたいろんな気持ち、映画が与えてくれたものが、胸いっぱいになっている。このまま黙って帰るなんて出来ない。あふえるような感情が、思わず拍手になってしまった……そんな雰囲気だった。
 と、えらいキレイに書いてますが……いやーーーーーーーーいい作品ですよ、少し先の映画だけどタイトルだけでも先に紹介しておきたい。


今度の日曜日に』という市川染五郎主演の日本映画、そしてクリント・イーストウッド監督・主演の『グラン・トリノ』、これは是非、観てほしい。見逃さないでほしい!
 あ、『今度の日曜日に』は映画コラムを書かせてもらっている『ゆうゆう』(主婦の友社)で取り上げています。4月1日発売、よろしくお願い致します。結局……宣伝です。すみません。
 

 試写室にいる人々は大体、私のようなライターやら編集者、そして評論家といった人達だ。もう映画なんて何十年、何百本も観てます、といった人々。ある意味、スレた、目の肥えすぎっちゃてる人達。そんな種の人々が拍手せずにはおれなかった、というのがいーですねえ。いい映画は観るものの心を丸裸にする。本当にいいものを見せてもらうと、人間はおのずと敬虔な気持ちになるものだ。まったくタイプの違う2作品だけれど、今まで私がこのブログで紹介してきたタイプの映画が好きな方なら、ゼヒ観てほしい。どちらも映画館の暗闇に包まれて観るべき映画だ。


○『今度の日曜日に』

4月11日(土)より公開 公式サイトはこちら


○『グラントリノ

4月25日(土)より公開 公式サイトはこちら。すぐじゃないが音でます。


○スナップ付記


誰かがスイッチを押したかのように花ひらきだす。
日中、日なたを歩いてると汗ばむほど。

銀座の木蓮

芝公園の桜

いいちこのボトルを置きたくなる一枚がこれ。

愛宕山付近の道端にて。


芝公園にて。きれいだけどつまらない一枚。



おまけ:銀座の猫









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