映画とニンニクと夏の花
今週末に公開される作品、いいのばっかりなんですよ。
ウディ・アレンの最新作、『それでも恋するバルセロナ』、名脇役の「主演演技」がサイコーな『扉を叩く人』、そして『ゆれる』の西川美和監督による『ディア・ドクター』(傑作!)。
詳しくは、 映画評を書かせていただいている雑誌『ゆうゆう』をご覧下さい。お願いしますよひとつ。3作品とも取り上げてますから。
特に『ディア・ドクター』が素晴らしい。なかでも八千草薫の演技に私は決定的に感動した。香川照之に少し「やり過ぎ感」を覚える以外、難点が見つからない。
ぜひ、映画館に足を運んでほしい。DVDじゃもったいないよ。
さて、ちょっと今日はこまかーい話です。青森のニンニク盗難事件のことから。
〜21日午後2時10分頃、青森県七戸町坂ノ外の畑からニンニク約1000個(約10万円相当)がなくなっていると、所有者の農業男性(68)が七戸署に通報した。
[読売オンラインニュースより]
この手のニュースを聞くたび、毎度異様なまでに「カッ」としてしまう。母の実家が農家なのだ。犯人が許せない。どんだけ大変な思いをして育ててると思ってんだッ!?
と、怒ってみたのもつかの間。全然別のことに気持ちが向いてしまう。
「約1000個(約10万円相当)」
へぇ……。
10万で1000個ということは……1個、ひゃくえん!?
農家から業者への卸値は100円だというのか! 自炊をされない方にはピンと来ないだろうが、青森産のニンニクというのは、それはそれは「お高い」んですよ。ブランドといっていいだろう。
今日、渋谷の東急フードショーでみたら「ひとつ480円」だった。買えるかー。町のスーパーでも、ひとつ300円前後だろう。280円ぐらいが相場か。これが中国産になるとグーンと安くなる。同じぐらいの値段で3個セットとかね。
しかし……私は以前、中国産ニンニクの保存料の話をとある筋から聞いて以来、怖くて使えなくなってしまった。きちんと取材したわけじゃないので詳述はしませんが……私は震え上がった。
なので国産ニンニクの安いところを探しては求めているんだけど……ひょんなことで知った卸値。なんだか複雑な気持ち。
○夏の花
ゴーヤの花。グリーンカーテンなんて話題になってますね。グングン伸びるのが楽しいほど。8月にはたわわに実っているだろうか。
アカパンサス。最近人気ですね、この花。日比谷シャンテの目の前の広場にて。白いのもある。
そして日比谷公園のそばにはデイゴの花。沖縄の花が東京でも咲くようになったのだ。
○行状と天候の記録
月曜日:友人リエと神田で食事。東京は梅雨らしい雨の日。山に来たかのように雲が近い。すごく早く灰雲が流れていく。古本屋めぐりをしたかったが、こういう金のないときに限ってどうしも欲しい本と出逢いがちなもの。我慢の子で帰る。しかしこの「我慢の子」って昔からよくいうけど何のフレーズなんだろう。辞書には載ってない。夜はさっくりコニーと『アヒルストア』へ。通ってるなー。
火曜日:お天気、持ち直す。暑い日。「梅雨晴れや 蜩鳴くと 書く日記」という子規の句を思い出すが、随分気の早い蝉が昔はいたもんだ。夜は六本木『ミスタースタンプス・ワインガーデン』でF編集長とKさんと会食。ありがとうございました。
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