ハンムラビ法典の意味

もうちょっとなんとかならんかこの装丁

 昨日書こうと思っていたが
忌まわしき「助けてくださーい!」の
絶叫連発のせいですっかり忘れていた。


大好きな町山智浩さんの
「底抜け合衆国 アメリカが最もバカだった4年間」
洋泉社)を面白く読んだ。
なんていうか…奇人変人のたぐいを紹介してる本って
大好きなんですがまあいるわいるわ(笑)。
アメリカってなんて恐ろしい国なんでしょう(偏見)。
どこの国でも変わりモンはいるもんだが、
やっぱりこう…USAって良くも悪しくも
キチガイっぷりが「スーパーサイズ」だなあ。
これはきっとマックのせいね(偏見2)。


全編これ興味深いエピソードばかりなんだけど、
一つ発見だったのは「ハンムラビ法典」についてのこと。
「目には目を」って、あれね。
報復奨励の恐ろしい法律のような印象もあるけれど、
町山さんが言うには、「相応の罰」しか
犯罪者には与えてはならぬ、ということを
定めた常識的な法律なのだそうだ。
うーん、なるほど! ウロコフォーリング。
目を一つ取られたら、二つ取るようなやりすぎの
報復をしてはならぬ、ということ定めてある法典
なんだそうで、今、アメリカはまさに勘違いの報復を
しまくっていると続く(初版は2004年)。ホントにね。


「溜飲を下げる」という表現を
久しぶりに思い出させてくれる快著でした。