新春企画 「続・週刊誌読み比べ 朝日&毎日」

梨園の名門出身ということは余り知られ

さて今日から仕事初めというかたも多いことでしょう。
あらためまして新年あけましておめでとうございます。
予告より一日早く書き初めしてますハクオーブログ。
新春合併号の週刊誌をあっち読んじゃこっち読み、
酒をチビリとやりつつ酩酊に暮れるというのが
私流正月の過ごし方です。そんな中から
気になった記事をザッピング。昨日のもあわせて読んでいただければ
これ幸い。今年もどうぞ駄文におつき合いください。


週刊朝日


表紙の人が失礼だがまったく誰だか分からなかった。
誌面を見てみれば、九官鳥のようなあだ名のついている
ラソン選手と判明。へええ。いったい何故このかたを2週間も書棚に置かれる
合併号の顔なんかに……。しかしそこが「朝日らしさ」という気がするから不思議。
世の中の一部の「おじさん」方はなぜにこの方が好きでたまらないんだろう。
私にはまったくわからない。
スポーツ選手は本業をしているときが一番美しい。
下手に飾り立て、盛り立てて本人を変な「その気」にさせるのは
もうやめたほうがいい。はい、初余計なお世話。


そしてまた新年一発目の巻頭グラビアから
「正月特選 極上蟹づくし」(写真&文/片山虎之介)というのも
意表をつくね朝日。この雑誌はすべてにおいて
いつも「あたりさわりない」という印象だがお正月特選からこれでは……。
想像を絶する。さすが天下の朝日。すべてにおいて「エッジ」がきいてない。
そしてそこが愛される理由なのだろうか。ああ、わからない。
だってあなた特集記事が「ぺ・ヨンジュン」「ナベツネ」「細木数子」「高倉健
「ポスト小泉」ですからね。すべてが後追いな感じ。すべてが保証済みな感じ。
押しなべて印象に残らない記事ばかりですがひとつだけ悪態を。
カラー連載でやってらっしゃる「ドン小西のイケてるファッションチェック」という
企画があるのだが恐ろしいことに244回も続いている。
誰も言ってこないのが不思議だが、この方が人のファッションにあれこれいうのは
ハッキリ言って「不遜」というものだろう。人のことをどうこう言う前に
お痩せになってその「馬のしっぽ」をやめていただきたい。
四方義朗とか山本寛斎とかいわゆる「ギョーカイ人」に不思議な人気のある
ヘアスタイルだが、あれは頭頂部の形の美しい人しか似合わない髪形だ。
そこのところから自分を客観視できない時点で美的センスを疑う。
はい、お金貰って人のあら捜しを天下の週刊朝日で書いている以上
このぐらいのこと言われても仕方ないと思いますよ。
大体ご自身の写真で結ばれているタイの大きさからあなたの顔の大きさでは
似合いません。結びなおして再撮してね。ドンさま。


サンデー毎日


惨憺たるありさま、という言葉が脳裏に……。
巻頭グラビアでは「パロディー毎日」と題して2005年を
「皮肉たっぷりに、ブラックユーモアたっぷりに」振り返りたかったのだろうが
これで「イキ」を出した編集長の見識を疑う。
「ポスト小泉」「小泉チルドレン」「阪神」「楽天」「自衛隊」など
いろんな事象を「パロディ」しているつもりでしょうが
あまりにも直球。あまりにも芸がない。
いや蟹とか出してくる週刊誌よりは企画力もやる気もあると思いますが
うーん、何をパロディしているつもりなんでしょう。
この部分だけ別冊宝島とかに委託すればよかったのに。新聞社というところが
いかに世間とズレた感覚であるところかといういい見本。


あとこれは……PR広告なのでまったく毎日とは関係ないから
書くのもどうかと思ったが、健康サプリメントの広告に衝撃を受けた。
見出しからすごいですよ3連呼。
「あの女優さんに聞きたい! とっておき美容・健康法」
「つるスベに!? ウエストサイズダウン!!」
「ハードな運動ではなく私が選んだのはコレ!」と
語っているのがあの「池上季実子」。どうしたの。
タイトルからして……失礼だが安っぽい。
漂う一抹の場末感。何を選んだというのか季実子ッ。


よく広告を見ると「沙棘」(サジー、と読むのだそう)という
健康食品の広告。中国の高山になるグミの一種で、
なんと2千年も前から「生命の果実」「黄金の果実」として
人々の健康のために珍重されてきたという歴史があるんですってよみなさま! 
これはもう買うっきゃありませんね池上さん?
「メイクさんからも『ノリがよくなった』って
言われるし、ウェストやフェイスラインが
スッキリしてきた感じ」(文中より)


ええ! やせる効果まであるんですか池上さん!?
「ダイエットを強力にサポートする
燃焼系アミノ酸が米酢の19倍以上も含有、
(中略)約2000種類以上もの生活活性成分が
含まれると言われています」
なんて素晴らしい! まさに夢の果実ですね!! 
……ってまあどこにいくの季実子。
かつては『陽暉楼』やら『華の乱』やら
向かうところ敵無し、破竹の勢いだった女優さんなのに……。
これじゃあクラス的に「あべ静江」とかと
一緒じゃないだろうか。(本当に失礼。すいません)
最近腸内洗浄の広告塔に「萩原流行」が進出したのは
「そうきたか」と喝采を送りたい気持ちだったが(なぜだ)、
季実子はなあ。意外だなあ。
演技力のある女優さんだから、もうひと花咲かせて欲しい。
余計なお世話ですけどね。


本年もどうぞよろしくお願い致します。


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