フィギュアスケート・トリノ雑感

こちらは本家・ばってん荒川

 トリノ冬季オリンピック
日本選手で初のメダルにして「金」が、朝方誕生。
いやーーーー素晴らしかった、ばってん静香。
気負いすぎず引きすぎず女王の貫禄充分。
技の名前はまったく分かりませんが、片足を軸にして
体を氷面と平行にさせクルクル回るときの
しなやかな手の表情といったら! 
官能的と思えるほどで、すっかり魅了されてしまった。


 技はもちろんなんでしょうが、すっごく観客を魅了するサムシングのある人ですね。
歌舞伎でいったら「待ってましたッ!」と大向こうを
かけたくなるようなタイプの役者だ。競技後の喝采に応える姿なんて
堂の入った「カーテンコール」。役者顔負けですね。
オール・スタンディング・オベーションだったと言うのもうなづける。



2位のサーシャ・コーエンは、大舞台での失敗が
結構多い人という風評をきいていたものの、まさか本当に
あんな転倒をしちゃうとは思わなかった。なぜか咄嗟に
「可哀相!」と思ってしまったのが自分でも不思議。
ロシア系というのも納得の可愛い容貌なんだが、ときおり
アメリカの天才“老婆”子役「ダコタ・ファニング」に見えて怖い。だからなんだ。



ハリウッド・ラブコメディとかで
「ブライアンともう一度よく話し合ったほうがいいんじゃない? 
メグはいつもちょっと結論を急ぎすぎよ……」みたいな
毒にも薬にもならないアドバイスをするんだが、
結局本編になーんの関係もない「ヒロインの友人役」っぽい顔だなー
などと大変失礼なことを考えちゃうのが3位のイリーナ・スルツカヤだ。



まっさか転ぶとはねえ……「ミスがない選手」などという評判の彼女だったが、
それが彼女にかけたプレッシャーを思うと、何かそら恐ろしい思いになる。
安藤美姫だって村主だって、顔も知らぬ他国の代表だって、みんな多かれ少なかれ
そんな思いと闘ってあの氷上に立っているのだな。
本当に、お疲れさまでした。


と、毎日なーんかバタバタしたり書きたいことが
パッとできてしまったりで書き逃してましたが、あと三日しかやってません! 
現在港区・芝でやってる「美術商の百年 大いなる遺産 美の伝統展」が
とっても素晴らしくて堪能しました。http://www.toobi.co.jp/event/100th/index.html
見やすい配置で、超一流のものばかり。11〜12世紀の高麗から
宋時代の白磁青磁など圧倒的にすばらしいコレクション。
教科書でなーんとなく名前聞いたなあ、ぐらいの認識だった
日本画壇の巨匠たちの凄さにちょっと触れられてハクオー感動しました。
1点ですが大好きな佐伯祐三も観れて嬉しかった。またこのへんは別の機会に。


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今日の一食
新宿・余丁町「おおの」のしょうが焼き定食
http://tokyo.gourmet.livedoor.com/restaurant/info/17533.html



地元民でいつもにぎわう定食屋&飲み屋。
つまみは直球でソーセージ炒め、ナスオイル揚げなど昭和の香り。
仲の良い夫婦がやってます。優しい雰囲気。「美味いもん食いに行くか」ってな
店じゃあないけれど、なくなったら困る店。遅い帰りに嬉しい一軒。
とんかつ定食なんて550円ですよ。ほかにはフライがオススメです。


※昨日私錯乱してたようで、既出の店をご丁寧に違うキャプをつけて
載せてました。失礼致しました。