がんばれ「信三郎帆布」

初日は千人以上が来店

こんにちは、「信三郎帆布」の製品が
ちょっとほしくなってる白央篤司です。
不穏な空気の中、とうとうオープンしましたね。
この騒動のこと、知らない方もいるでしょうから軽く説明。


一澤帆布・お家騒動の乱◆
京都の人気手づくりバックメーカー「一澤帆布」の当主が死亡、
4人兄弟のうち、ずっと家業を継いでいた三男・信三郎が
順当に経営権を相続したかと思いきや、いきなり銀行員だった長男が
「最新の遺書はこっちにあるんでっせ」と横槍、裁判に。
長男の遺書の正当性は認められ、勝訴しちゃって意気揚々。
三男は「ちくしょう辞めてやる!」当然ですね。すると職員・職人全員が
「わてらは信三郎はんについていきますわ!」と総辞職。
いまや開店休業中の本店の目と鼻の先に、三男の新ブランド
信三郎帆布」がオープン。本店側は販売差し止めの裁判も辞さないと
息巻いているが……。(文中内の京都弁はいい加減です)


京都・知恩院ではいまや「日本のグッチ一族」と化した一澤兄弟のルサンチマン
渦巻いているわけですね……。横浜・バッグメーカーの老舗
「キタムラ」の泥沼愛憎劇再び、ってな感じの「一澤帆布家相続事件」なわけですが、
今ひとつ盛り上がらないのは、登場キャラクターが「おっさんばっかり」って
ところにあるんでしょうね。おっさんでも「津川雅彦」っぽくネットリしてるか
「すまけい」ぐらい背脂感があればまだしも、
長男が弱いですねえ……いかにも銀行員的「モヤシ感」がさらに話をショボクしている。
やっぱね、「加藤治子」とか「松尾嘉代」みたいな
「老舗の大女将どっせ」的キャラが出てこないとねえ、こういう遺産相続モノは。
濃いアイシャドウに髪アップ、オール・西陣な感じで、シメるとこシメてくんなくちゃ。
「本当の遺言書はここにおます」なんてドンデン返しで。いいねぇ。
妄想にもほどがありますね。これじゃ山崎豊子の「女系家族」そのまま。
すべてこれ大きなお世話、今日は小ネタで失礼します。


●今日の一食
新宿3丁目「Jackpot」のオイスター
http://r.gnavi.co.jp/g203611/



新宿にもオイスター・バーができました。
マイシティ内に一軒あるのですが狭くて種類もないしその割りに高いしで
使い勝手が悪かったのです。ここは牡蠣の種類も豊富で
値段も高すぎず、フランスの「ブロン」をいつも仕入れてるところも
ポイント高です。チャウダーやムールの蒸し物などもそろいますが、
パスタた手の込んだものよりも、牡蠣をガッツリ頂いた方が
よろしいでしょう。オーダーは中々来ないので一度にまとめて
頼んでください。予約は必ず。
誕生日が近いからかおごってくれた音楽プロデューサーのTさん、ごちそうさまでした。


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