小ネタいろいろ、そして日曜恒例・記録日誌

たまにいくならこんな店

 こんにちは、川野太郎さんがが子供の頃に200匹ぐらいのカブトムシを一日かけて採集、街で売ってお小遣いにしていたことを知って「結構たくましいガキだったんだなあ」と思っている白央篤司です。なーんかいつまでも紅顔の美少年というか物静かな書生さんのような印象でしたが、やんちゃな腕白坊主だったんでしょうかね。ああ、どーでもいい枕だなあ! どーでもいいついでにもういっちょ小ネタを。俳優の山形勲さんが「ロンドン生まれ」ということを知ってかなりビックラこいてる白央篤司です。知らないかなあ政治家とか時代劇の老中とか、そういう重厚な役やらしたらドンピシャの俳優さんだ。これってジョーン・フォンテーンとオリヴィア・デ・ハヴィランド姉妹が東京生まれと知ったときぐらいの驚き。もうコアな映画好きしか分かんないだろうなあ。長岡輝子さんがパリ留学してた、っつーのにも結構驚かされましたけどねえ……ああ、なんだかドンドン誰も知らない話題になってきてる気がする……一つ一つのネタとしては弱いから集めちゃえ、と思ったら裏目に出たな、クソッ!

 さて気を取り直して日曜日恒例の自分のための記録日記、みなさんの一週間は素敵なものでしたでしょうか?
来週もどうぞよろしくおつき合いくださいね。

月:次の料理企画の下調べで神谷町の「ニルヴァナム」にてランチ。帰りに近くの愛宕山を散策、ここに神社は素敵なやしろで気分がいい。ものすごい斜面の階段をコートを着て歩けば暑いほどの陽気、気持ちいい。帰りに新宿・伊勢丹によってお歳暮の発送などすます。帰り道、黄水仙の小さな鉢が300円で売っていて思わず買ってしまう。いい匂いだ。
火:朝から上野のエルミタージュ展へ。銀座線に乗り継ぎ渋谷へ。ワインショップ「ヴィノスやまざき」に行ってこれもお歳暮などの届け物を手配。代官山に事務所を構えるグラフィックデザイナー・IB氏のところでお喋り、夜は飯田橋のフレンチ、「メリメロ」にて漫画家・H氏と編集M氏と会食。すべてワインがビオというこのお店、嫌味じゃなくて非常に美味しい生牡蠣を食べさせる。うーん、もったいないなあ! この牡蠣だけ食べにビールで訪れたい店。向こうは迷惑であろう。その後バーに移動、M氏とあーでもないこーでもないと終電まで。
水:午前中は映画の原稿にかかずらって急いで六本木へ試写。『リトル・ミス・サンシャイン』という映画、なかなかに面白い。そのとき敬愛の中野翠さんがいらして足が震えるほど緊張、このことはまた書く。そのコーフンを引きずったままテンション高く夜は新宿の中華屋「東順永」にて食べ放題の火鍋を頂く。春菊、ほうれん草、白菜、豆腐、春雨、羊肉の食べ放題を辛いスープと鶏がらスープの2つの味で頂く鍋だ。野菜がモリモリ食べれて嬉しい。長年の友人・IさんとアニエスのKさんと一緒に。
木:DVD『妖婆の家』を観る。ベティ・デイヴィスが『ジェーンに何が起こったか?』以降連作して作ったホラーもの。期待しすぎてしまったのもあるが、『ジェーン……』が良過ぎて辛いなあ。最後の最後でいい人になっちゃうのとオチがノーアイディアで肩透かし。昔バイトの後輩で最近俳優さんになっちゃったA木から電話、新宿で遅くに飲む。映画が決まったようでよかった。
金:関川夏央著「女流 林芙美子有吉佐和子」を読了。情け容赦なく切り込んでいく筆致、この二人に対してさして筆者は思い入れなどないのではないだろうか。歴史的背景に重点を置いた書き方で、とかく世相を含めた縦横の人間関係を明らかにすることに執心するやり方が好感持てず。夜は四谷のスペイン料理屋でバイト。バイト後はこのバイト先の後輩・Aと飲みに行く。新宿・呑者家にて。10歳も年下の法政大学生だが、考え方とか若いようであまり世間の王道と逸脱しておらず、「まとも」だなあと思う。そういうほうが多いものだろうか。そう、若さって別に放埓なことでもなんでもないのですね。30越して思うがしっかりした人はしっかりしてるんだよな、最初から。私は自分のアホっぷりをどこか若さのせいにして転嫁して生きてきた気がする。
土:仕事……しかしついつい3時から「純情きらりスペシャル」4時から「NHK杯総集編」に見入ってしまう。これも見聞を広めるため……フリーになってから大概のことはこの言い訳ですまされる。夜必死こいてまた書く。友人Nとその恋人と飲む。恋人のほうは初対面だったがどーしても「若い頃の左幸子」に見えて仕方なく「いや美人だったんですよ」とエクスキューズしながら伝える。似てると発見すると私は言わずにはおれないのだ。

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