一週間の記録

日曜日はシンプルに自分のための記録雑記。

月：今日は仲良しK宅で昼ごはん、思いっきり久々に自炊できて嬉しい。テンメンジャンを買ってホイコーロー、そして春雨をいれたとき卵のスープ、そして餃子をエッチラオッチラ包んで包んで……この包む作業結構好きなんだよなあ。そう、料理中の「無心」になる瞬間って独得な楽しさだ。「滅私」……そんなものに似た気持ちで、ちょっとしたトリップ感覚を味わえる。まあ毎日3食作ってるお母さん連には「そんな優雅なもんちゃうで」とか突っ込まれそうですね、申し訳ありません。その後ひっさしぶりに中野ブロードウェイなんか冷やかす。すっごくベタな「おたくファッション」に身を包んだ人々がたくさんいて「これはロケか? エキストラか!?」と思っちゃったほど。アキバ系っていうのかもしれないけれど、本当にそのラインのスタイルって似通ってるんだな。

火：午前中から『愛の流刑地』の試写が日比谷にて。爽やかなモーニングにジュンイチの世界……精神衛生的にどうなのでしょう。それから表参道に移動、これからやるインド特集の下見取材で小原流会館の地下にある「シターラ」でランチ、パニク・パニールというホウレン草とカッテージチーズのカレーを食べる。自家製というチーズがうまい。表参道を歩いて渋谷まで散歩。お気に入りのワインショップ、ヴィノスやまざきのカウンターで試飲をしながら「団塊パンチ vol.3」を熟読。文化村のエッシャー展を見ようと思ったが人ごみに負けて止めてしまった……。そののち今度は六本木で『パフューム』の試写。原作の評判が良かったので期待して行ったが、まあそのことはまた改めて。講談社のKさんとばったり会う。

水：神楽坂で某ドラマ本の打ち合わせ。帰り道、大野屋という肉屋の揚げ物が異常にうまそうだったので買って帰る。クリームコロッケがとても濃厚でよかった。神楽坂上にある餃子の名店、「伊太八」で餃子とショウロンポウを食べて夕食。『太陽と月に背いて』をビデオで観る。無駄に露出が多いがなんの必要性もない。最後のランボーの詩の挿入など噴飯もの。あの有名な「見つけた……永遠を」というフレーズがこんなに笑えたことも生涯もうないであろう。アメリカ人がなんでこういうことにトライしちゃうのかなあ。

木：インド特集取材・下見で新宿「ケララ」のカレーを昼食に。その後新橋で『モーツァルトとクジラ』の試写。新橋駅になんと「ポンヌッフ」という名の立ち食いそばやがあって驚愕……ていうことはここで恋人同士がそばを食べれば紛れもなくそれは「ポンヌッフの恋人」……なんて手軽なパリジャン気分……カラックスにぜひとも見せてあげたい。帰りがけに新橋駅烏森口そばにある小川軒でちっちゃいダックワーズを買っておやつに。うまいなあ。

金：この日はいつものように四谷のスペイン料理屋でバイト。

土「今日は北海道の仲良しがお土産でくれたイカメシが昼飯。用足しで出た新宿の街は休日らしく行楽感に溢れて眩しい。その後、家にこもって書き物したり企画書したためたり。どうか通りますように。今月暇で来月怖いよう。バイト増やさなきゃ……などと考えるもどこか楽観的で、我ながら安上がりに出来てると思う。強がりじゃないぞ。映画「プラダを着た悪魔」の原作読了。「おおおこれぞアーバンでメロウなニューヨークライフ！」ってな感じで若い頃に読んだらワックワクしただろうなあ。あふれるばかりのブランドネーム、セレブリティ（セレブ、ではなくセレブリティね、日本のチンケな医者の娘とかを指す言葉ではない）の集まるパーティ、シーズンごとのファッションピープルの暮らし……好きな人にはたまらない世界が広告ページのように連なっていく。暇つぶしにはなる。夜はまた自炊をしてみた。ひっさびさのマーボー豆腐は中々うまく出来ました。花山椒は高かったので買わず、甘ったるい味つけでしたがそれはそれでよしとしよう。

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