ジョアニー・ロシェット、オムツ女宇宙飛行士……最近のつぶやき雑記

♪もう〜と鳴くのは牛

ホントにどうでもいいんだけど、小田和正率いる「オフコース」って「off course」というスペルだったんですね、今日ベスト版かなんかのCMではじめて知った。「もちろん」じゃなかったのか。多分和製英語でこんなイディオムないと思うんだけど、やっぱアウトロー的意味合いなのかな。と、人生をこんなつまらない思索で浪費してはいけませんね。さて最近のコマゴマしたことにたいするつぶやき雑記、これも思いっきり時間の浪費だが、これも私のサガ、まとめて記録。


●カナダの野郎系
 昨日夜スポーツニュースなんてつけていたら「ご覧くださいこの上腕二頭筋! 力強いカナダのジョアニー!」というナイスなコメントを聞いて思いっきりテンション上がってしまった。「フィギュアの美女たち」というコーナーで、それまでは「妖精のような可愛らしさ」だの「女優と見まごう美貌」とかいうキャプションだったのにジョアニー・ロシェットになった途端この有様……うーん外国人だとテレビも言いたい放題ですね。この選手筋肉つきやすいボディらしく、見るたびどんどんムキムキになっていく人で、一部ファンの間では有名な人なのだ。かくいう私も昨年3月の世界フィギュアでブログに「ニューハーフみたい」とか書きたい放題だったんですけどね。http://d.hatena.ne.jp/hakuouatsushi/20060329 それをちっとも気にしてないような明るさ、大らかさが感じられるのも好ましい。出て来ないと寂しい選手だ。

このお方がジョアニーさん。「逆トッツイー」などというひどいあだ名を思いついてしまう私。


●小津特集
気がついたらもう今日明日しかないや! 早稲田松竹で屈指の名作『東京物語』と、個人的に一番好きな作品『麦秋』を上映しています。小津作品に関しては絶対にスクリーンで観なければ駄目だと思っているので(アングルが活きないから、というのと原節子の「美」は銀幕でしか堪能できないと思うから、というのが主な理由)、もし「一度観てみたかったんだ」という人で都合の合う人にはおススメですよ。http://www.h4.dion.ne.jp/~wsdsck/contents/program.html
 
麦秋』より原節子。もっとも美しかった頃。脚本家の猪俣勝人によれば「最盛期の彼女の美貌はただならぬものがあり、この世のものとは思えないまでの崇高な光に輝いていた」とまで表現されている。また名カメラマンの三浦光雄は「いずれの角度から浴びる光線にも美的感銘が損なわれそうにないほど、瞼、額、鼻、唇、皓歯が豊かに備わった天与の美貌」とまで評している。ここまで絶賛されるというのもどういう気分なのであろう。そしてそれが老いていくときの気分というのは……想像を絶する世界だが、そこに美しい引き際の理由、というのが少し伺えるような気がするのだ。


●ネットニュースより〜我想恋道行(かたおもいこいのみちゆき)
【ワシントン和田浩明】米航空宇宙局(NASA)の女性宇宙飛行士、リサ・ノワク容疑者(43)が5日、男性宇宙飛行士を巡って「恋敵」と思いこんだ女性空軍士官を襲撃しようとして誘拐未遂容疑などでフロリダ州で逮捕された。
 ノワク容疑者は、自分が恋愛感情を抱いたシャトルの男性操縦士(41)が、ケネディ宇宙センターフロリダ州)の業務支援を行う空軍基地勤務の女性士官と恋愛関係にあると思いこんだ。女性士官が同州中部オーランドの国際空港に5日未明に到着するとの情報をつかんだノワク容疑者は、「話をするため」勤務先のジョンソン宇宙センター(テキサス州ヒューストン)から約1500キロ離れたオーランドまで車で約12時間かけて移動。到着に間に合わせようと、休みなしで運転するためにオムツまでつけていた。移動距離は、日本では大阪・札幌間を走る特急「トワイライト エクスプレス」の走行距離に相当する。カツラやトレンチコートで変装したノワク容疑者は女性士官の後をつけ、同空港の駐車場で士官の車に乗り込もうとしたが拒否され、窓越しからスプレーを浴びせた。ノワク容疑者は駆け付けた警察官に5日午前4時ごろ誘拐未遂、自動車強盗未遂、証拠隠滅などの容疑で逮捕された。


歌舞伎調にロマンティックな小見出しにしてみましたが、すんごいですねえこの人。「トイレに行く時間も惜しんでか」というコメントが夕方のTVニュースではつけられていましたが、まあそういうことなんでしょうね。どーでもいいですが、昔岩崎宏美のアルバム収録曲で「飛ばしてTAXI」というのがあったのが思い出されるなあ。「♪いーま〜一秒が大切よ〜初めて心が飛び出した〜誰を責めるか許すのか〜それはついてから決めること!」という歌詞だったんだけど、まさにそんな気分だったんでしょうねこの人。修羅なる心、というよりは「こんなアタシってロマンティック!」という自己陶酔のイキオイで突っ走ったんじゃないだろうか。そう、このとき彼女は思いっきりハーレクインのヒロイン気分だったんだと思うんだよね。後先かまわず衝動的な行動に出たのはいいが、「あら、でもトイレとかはどうしましょう。そうよ、オムツはけばいいのよ!」という一瞬の脳内ブレーキタイムがあったのかと思うと妙におかしい。そしてテレビによると会社の処分が「30日間休職」だそうで笑えるわ。果たして復職するのであろうか……私なら悪いけど会社来たら指さして笑う。


●古い映画ですが
たった今『ミシシッピー・バーニング』という1988年の映画を観終わったところなんだけど、うーん似合わないが観てる間何度も「すげえ!すげえ!」と叫んでしまった。「すごい」とか「素敵」じゃあ駄目なのだ。人を「すげえ」と言わせしめる何かがこの映画にはある。1964年に実際に起こった黒人リンチ問題をベースに、南部ミシシッピーの白人優位主義、黒人差別という重いテーマを描いている。しかしドラマとしての「娯楽性」(この場合、差別主義の犯罪者をいかにとっつかまえるか、ってプロセス)もきちんとテンポ良く描き切って、社会的意義も面白さも兼ね備えて見事というほかない、もっと早く観ておけばよかった! あの三角白衣集団・KKKの暗躍とそれに対抗するFBIの対決がもうねー手に汗握りますよ、主要な役で女性は一人しか出てこない男のドラマだ。主演のジーン・ハックマンがとにかく最高! もうとっくに観てる人も多いでしょうが、強烈におススメです。
 共演のウィレム・デフォーも懐かしい。



●最近の試写から
ロバート・アルトマン監督の遺作となった「今宵、フィッツジェラルド劇場で」(3/3公開)、それからフランスのコリーヌ・セロー監督の「サン・ジャックへの道」という作品が特に面白かった。健在のアルトマン調を観てると死が嘘だとしか思えない。セローの作品はひっさびさに「大好き!」と叫びたくなるような作品だった。うん、帰り道足取り軽いなんて随分ご無沙汰だなあ。どーでもいいが「あらっ? あそこにいるフェルゼンのような派手な髪型の人は誰だろうッ!?」と思ったら内館牧子さんでした。それはそれは見事なおぐし、カラーリングがほとんどパリジェンヌでした。あ、あとエミリオ・エステベス監督の「ボビー」も良かったなあ。これらについてはまた詳しくブログ上で記録していきたいと思います。

『今宵、フィッツジェラルド劇場』より。左からリリー・トムリン、メリル・ストリープリンジー・ローハン


 なんだか風邪がはやっているよう。私も昨日の午後ぐらいからゾクゾクっと来たので怖くって仕方ないや。しょうがうどんにプリン、首にはタオルを巻いてあったかくして過ごしてます。みなさんもご用心してくださいな、ではまた。よい一日になりますように。


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