羽賀研二ジュエリーと1週間の心辺食雑記

　こんにちは、ヒジョーに身近に「羽賀研二のジュエリー販売経験」のある人がいたことを知っがて驚愕している白央篤司です。遠い世界がグーンと身近に。「彼の販売に対する姿勢がいかに素晴らしいか」をじつにとうとうと語ってくださいましたが……うーん「販売」というよりも「いくさ」みたいな感じだなあ、羽賀ビジネス。篭絡・落城とかそーいう時代劇っぽい言葉が脳裏に。「将を射んとすれば……」みたいな教訓とかね（笑）。まあえてして兵法とビジネスって関連づけられるけれど……なーんて、ヘンな枕からはじめましたが、日曜恒例･今週１週間の記録を自分のために。昨日は別のこと書いたので、食雑記も一緒に。

○1週間の心辺雑記
月：不動前の禿坂は桜並木が美しいところ。だいぶ葉桜になっていたが、桜吹雪が美しく、山手通りまで歩く。さらには目黒川沿いの桜も堪能、勢いにのって目黒駅まで歩く散歩コース、東京って桜が多いなあ。目黒川は花いかだ、というのだろうか、桜の花びらでいっぱいだった。その後T出版で映画特集のゲラチェック後、銀座に移動してインド料理の有名店「グルガオン」で会食。ジンガマサラ（海老のカレー）は分かりやすく美味しいのだけれど、余りにクリーミーで腹にもたれる。やっぱり南インドがいいなあ。その後ワインバー、マリー・ジェンヌに移動し、ソムリエのイズミサワさんの結婚祝いをかねてひやかしに。おめでとうございます。
　
左：海老カレーと野菜カレー　右：タンドリーチキン2種

火：朝9時から山菜料理の取材で入間市へ。カメラマンのカトウさんの車に乗せてもらって移動したのだが、帰りは画期的な車酔いになってしまい迷惑掛けてしまった……すいませんでした。帰宅後は仕事にならず寝込む……。でも料理の数々はシンプルながらヒジョーに美味しい。これもまた記事になったらご報告します。
　つくしを甘辛く煮てにぎったお結び。里の味。

水：朝まで昨日の車酔いを引きずってしまった……。しかしそんなことは言ってられずT出版へ打ち合わせに。夜は清水ミチコのライブで草月ホールへ。これについてはまた別途書きます。その後中学生時代からの友人・サワダとケイ君と一緒に赤坂見附のブリティッシュパブ「マーメイド」へ。ベルギービールなんかも置いてあるが、ヒジョーに良心的な値段で感心してしまう。内装がカッコよくて気分がいいなあ、また来よう。

木：映画コラムの原稿を仕上げて納品（いろいろご迷惑かけてしまった、担当のKさん、申し訳ありません！）、その後渋谷に移動して知り合いのバーにてバイト。結構混むんだなあ。その後旧・ユーロスペースの夜桜が見えるバーに移動して飲む。というか桜かなり今年は堪能した。四谷、目黒川、新宿御苑、禿坂、渋谷、そして入間の山あい…贅沢なことだ。

金：四谷のスペイン料理屋さんでアルバイトの日。上智のスペイン語学科のパーティがある。ヒジョーに初々しい若者がワンサカと。いやあ……オーラが違うわ。そして行儀が良くて嬉しくなってしまう。と、ジジ臭い感慨に襲われて嫌な気分。その後K社の編集・カトウさんと打ち合わせを兼ねて会食。おでん屋「den」、ホント美味しいわココ。店主・でんさんのお気に入りというベルギービール「トラピステ・ロシュフォール」という黒ビールが、うまい。甘さと苦さのバランス、パワフルな濃い旨味、泡立ちの強さ、すごい。そして日本酒の「八仙」の綺麗な香り、いろんな発見のできる店だなあ。おでんはもとより、おつまみの「奴風チーズ」がとてもよい。刻みネギにおかか、そしてキリのクリームチーズとだし醤油、シンプルだがやめられない。
　
奴風チーズとベルギービール

土：日本舞踊の稽古へ。現在19歳、カズ君はもう12年選手ぐらいだろうか。小学生のときから知ってるが、今はなんていうのだろう……EXLEみたいなダンスをやりつつ日本舞踊を続けている。クラブイベントなどで踊ったりしてるようだ。年末のおさらい会に向けて、長唄「助六」を稽古している。和と洋を舞踊で修練しつつ大人になっていく彼を見て、こーいうのも文化的コスモポリタンだなあ、と感じ入る。その豊かさに意識できるように成長してほしい。余計なお世話なのだけれど。などということを新宿の中華、「東順永」の焼ビーフンをひとり食いながら考える。水餃子の有名な店だが、つまみや炒め物など美味しいものが多い。「長芋の飴だき」などヒジョーにうまい。またこよう。

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