10万ヒット御礼&「acteur」

キネマ旬報ムックです

こんにちは、友人が伝説のバー「深夜+1」によく通っていたことを知って驚愕している白央篤司です。知ってますかあなた「深夜プラスワン」、そう……あの内藤陳さんがやってらっしゃる新宿ゴールデン街のバーなんですねえ。
内藤陳……この名前を知ってるのも私が最後の世代だろうか。「ハードボイルドだど!」なんてネタはさすがに私もリアルタイムでは知らないのだけれどね。小さい頃テレビにこの人が出てくると、何ともいえない不思議な存在感を感じたもんだ。天本英世とか大泉滉のような、どこか浮世離れした人と私の中ではリンクするんだなあ。スキニー、といっていいほど細身でヒョロッとして、クシャおじさんといった風情でニコニコしていた人だった。しかしながらどこかうっすら怪しく、細く笑った目の奥は鋭い眼光をのぞかせ「た、だものではない!」と思わせる、不思議な人だった。うん、失礼を覚悟で書きますが、まさに「変人」という感じ。世を、世俗を超越したかのようなという意味での変人だ。
 あーいう「怪人」役が似合う人、というのも昭和50年代前半ぐらいでもう出てこなくなった。(この種の最高傑作が岸田森だと私は思う)最近まったくテレビなどでは陳さんお見かけしないが、お元気なんでしょうかねえ。
 しっかし、結構ディープなことしてる人が身近にいるもんだわ。「今度行こうよ」とのお誘い、楽しみ。さて今日は10万アクセスの御礼と宣伝です。
<参考資料>


 えーと、カウンターを設置したのが去年の4月なんで、ちょうど一年で10万アクセスを頂きました。どうもありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。と、シンプルお礼をのべるつもりが内藤陳の話でどんどん長くなってしまった。最近ちょっと旅に出てたりして書いてませんでしたが、さかのぼって今日明日でいろいろ書いてみるつもりです。また読んでみてくださいね。
 そして現在キネマ旬報社から発売されているムック「acteur 2007 MAY」号の長塚圭史さんの対談ページのお手伝いをしました。ゲストは古田新太さん。いやーさすが人気ラジオDJの話は面白くてたまらん。仕事を忘れて聞き入ってしまいました。劇団新感線のあけぼの時代の話なんてもう夢かうつつか、安易な例えだけど「かぶきもの」達のあらくれ具合がヒジョーに楽しいです。どうぞ読んでみてください。
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●追記
私昨日が誕生日でした。メッセージなど下さったみなさん、本当にありがとうございました。とっても素敵な誕生日でした。特にすごく心遣いをして下さったKさん、ありがとう。忘れません。