「ニュース常套句」の恐怖

たかえ

 おととい、21日のブログを読んでくれた人はご存知の通り、私は「今月いっぱいで出て行きます」と大家に見得を切ったにも関わらず、現段階で転居先が決まっていない。
(参照:http://d.hatena.ne.jp/hakuouatsushi/20070921
 結構自分では「なんとかなるさー」とノホホン、平気なつもりでいたんですが、意識の奥底では心配で仕方ないよう。気がつけば最近、ご不浄の「ビッグ」なほうがトンとないのに気がついた。あれ……なんか体調悪いなあ、スッキリしないなあ、と思えば。そして寝つきがメッポウ悪い。ふーん……体は正直なもんだなあ。と、いうことに気づくと、忍び寄るかのようにネガティブな感情に支配されてきて、面白いやら怖いやら。ああ……妄想が広がる……。

 そう、こんなときって……突拍子もない考えが布団をかぶっても頭をめぐってしまう。もし今……自分が「変死」しちゃったらどうしよう! 報道は当然のように「住所不定」という冠をつけるに決まっているではないか……それだけはイヤだっ! (私は犯罪ニュースにおける被害者・加害者のお決まり接頭語「住所不定・無職」という言葉にイジョーにビクッとして、怯えてしまう。なんていうか……「身も蓋もない」というか「どん底」というか……「明日はわが身」というか……。あの啓蒙的な「AC広告」のようなインパクトを感じてしまうのだ)
 そしてさらに恐ろしく思われるのが、職業に「自称」とか続けられちゃったらどうしよう、ってことですね。続けて言ってみましょう。「住所不定で自称フリーライターの白央篤司さん」なんという嫌な響きであろうか。いや、しかしほぼ社会的知名度ゼロである私など「自称」とつけられちゃう可能性大アリじゃあないだろうか……ああ、あやしさ億千倍、お母さんごめんなさい! さらに次々と頭に浮かぶニュース常套句の数々……三雲孝江さんが綺麗な声で脳内アナウンス。「昨夜未明にかけて」「頭を鈍器のようなもので」「数回殴打されたものと見られ」「発見時の所持金は24円」ていうかどんな事件に巻き込まれてるんだ俺。ほぼ映画とグルメ記事を書かせてもらってるライターが何の事件に巻き込まれるというのか。
 なーんちゃって。ま、半分面白がってるんですけどね(笑)。いや、こないだの「審査ブー」日記もウケるかなと思いきや「あの……(モジモジ)大丈夫?」「なんかあったら……言ってね(しんみり)」とマジ心配な反応が結構返ってきて可笑しいやら驚くやら。このぐらいのこと、笑い倒す自信なくてフリーランスなんてやっていけません。さて、不動産屋に行ってきます。


○今日は何の日
おそば屋さんをここんとこ4日かけて7軒取材。やっぱり水が命だなあ、と実感する。どうしてそば屋は「板わさ」「玉子焼き」が定番なのだろう。調べてみよう。


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