「美容とは何か ゲスト:美川憲一さんを迎えて」

日々発見


 先日の「徹子の部屋」は、圧巻であった。
 今話題のあの「造顔マッサージ」について、美川憲一黒柳徹子が熱く語り合うのである。「美容」という奥様向けのテーマ&お昼向きなトピックであるにも関わらず、異様に「夜っぽい」雰囲気が濃厚な30分だった。
 なんでも田中宥久子さんという方、もう結構な有名人で著書もベストセラーなんだそうですね。この方の開発したクリーム+マッサージ法でお顔をコネコネするとアラ不思議、気がつけば顔の筋肉が引き締まって「たるみ」が取れ、小顔になっちゃうんだそう。
 すでに「やみつき」「毎日やってるわ」と公言する美川&徹子の語り口はそれはそれは真剣であった。ちょっとここにメモしておきましょう。



徹子:「朝起きるとね、ほら『漠然とした顔』してるじゃないのやっぱり」
憲一:「(ごもっともねえ、という真剣な顔でうなずく)」
徹子:「それをマッサージしながら『下がっちゃダメよ』と(顔に)言い聞かせつつ、復元していく、っていうのかしら」
憲一:「(分かるわあ、という真面目な表情でさらにうなづき)」
徹子:「(頬を持ち上げるようにマッサージする手つきをしながら)蘇生していく、っていうかねえ」


 

 スリリングであった。
 放送されているというのに、盗聴しているかのようなスリル。「コト……」とか音を立てちゃったら「(鼻声で)聞いたのねェ」「(低音で)聞いちゃったのね」とか呟かれて、「パタン、カチャ」とかドア閉められそう。こんなアンタッチャブルトークもそうそうございません。


 よく……法医学ドラマとか考古学の研究なんかで、頭蓋骨にパテみたいなものつけて復元したりしてますよね。あと「エンバーミング」っていうんでしょうか、事故でお亡くなりになった方のお顔を蘇生する作業。お葬式のときのお別れ用に綺麗にするんですね。
 徹子、そういうことできそう。っていうかマッサージひとつとっても「このレベルの方々」は使用される単語が違うものなんですね。しかし徹子……マジなんでしょうかネタなんでしょうか……。
 さらに先日。徹子はラッパーのKREVAをゲストに招き、そのライブVTRを見るや
「まあなんですか、口からでまかせみたいに聞こえますけれども、ってそんなこと言っちゃいけないわね、ウンフフフフフフフ(低い笑い)」
 こんな発言まで飛び出す始末。この日は終始KREVAが「私のラップとは」ということを懇切丁寧に徹子にレクチャーする、という素晴らしい回だった。
 ますます「人を煙に巻く」会話が冴えているここ最近の「徹子咄」を今日は収録してみました。


■今日の格言:「メイクは行き着くところ復元と蘇生


○参照:「徹子咄・その1」(5月の拙ブログより)


○今日は何の日
大学時代の友人・ユカリのとあるお祝いを銀座のワイン・ビストロ「ラ・マリージェンヌ」にて。シャンパーニュ「FORGET-BRIMONT」プルミエ・クリュがとても美味しい。久しぶりに会う、リョータ、タグチ、ヨシエ、みんな元気そう。それなりに落ち着いているが、それなりに皆昔のままで、こういう楽しさもいい。お店のイズミサワさん、ジュンコさん、素敵なパーティにしてくれてありがとうございました。


○お知らせ
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