今月のお薦めは『クララ・シューマン 愛の協奏曲』


 発売から随分経ってしまいました、毎月映画評を担当させて頂いてる『ゆうゆう』(主婦の友社)が発売中。今回の表紙は石崎秋子、じゃない、市原悦子さん。
 Bunkamuraで公開中の『クララ・シューマン 愛の協奏曲』をメインでご紹介。
  クラシックファンにはつとに有名なシューマンとその妻、そして若きブラームスプラトニックな三角関係。そこをモチーフにしつつ、男尊女卑の時代に生きた天才クララの仕事人と家庭人としての人生を描いている。


 この時代に「女が才能がある」ということはどういうことか。今も大して状況は変わってないんだろうなあと感慨深く思えた一篇です。当然のごとくブラームスシューマンの音楽が流れるのもクラシック・ファンとしてはたまらない。これがまたいい演奏ぞろいでした。
 ラストが洒落ていますよ。『ゆうゆう』を読んでから、映画館へゼヒ。



○野の花


 最近、芸能ネタに心惹かれてばかりでこーいう美しいコーナーがおざなりでした。はい、私の本領はこっちです(笑)。
 この時期、夕暮れに独得の香りを漂わせるオシロイバナ白粉花と書くけれど、日本古来の「おしろい」とは関係ない。種を割ると白い粉が出るところからついたよう。小さい頃、この花やサルビアの花を取っては蜜をなめたりしたが、これは世代共有の思い出だろうか。




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