やっと会えたね……

辻仁成ファンの人は絶対に読まないで下さい。
それでは本文。


ぎゃーーーーーーーーーーーーーー!
さっむーーーーーーーーいーーーー!!!
↑こういうイージーな表現嫌いなんだけど、もう叫ばずにはいられない。本当に嫌。
つまらない言葉だけど「ださい」としか言えない。
なにをこんなに唾棄しているかというと「辻仁成」という小説家のHPのことだ。
いや、別に特定の個人のことを 中傷するつもりはないけど
この作家が交通事故を起こしたというニュースが出ており、
自身のHPで発表とか 言ってるから見てみたのだ。


まず私の基本姿勢を明らかにするが 、
「本業」以外のことでパブリックな露出をしている人間は
何を言われても(されてもとは違う)仕方ないと思う。
その行動・発言はもとより、ファッションなどの微細に
わたって鵜の目鷹の目で見られる時代に「有名人」として
ハイリターンを貰っている以上、そういったハイリスクを
受け負わなければならないと思うのだ。
辻仁成とかいう小説家(いい加減俺も嫌味だな)の場合なら
「素敵パリライフ」だの「ワインと僕」みたいな
はっきりいって「副業」「切り売りプライベート」を
してるのだもの、それによって場合によっちゃ本業より
わりのいいギャランティを得てるのだもの。何を言われても仕方ないだろう。
はい、ひがみかもしれません(笑)。
そこで、だ。まずそのソースとなった HPからの事故記述の転用。


「早朝息子のミルクを買いに一人で運転、隣村に出かけて、
交差点で事故。こっちはバンパーが壊れただけだが、
スピードを出していた先方の車の側面が大破。
パトカーやら救急車がやってくる。すごい経験だった。
ぼくは頭を打ち、救急車の中で脈拍をとる。事故相手は消防隊員。
フランスの事故は人身事故でない限り、全て保険会社の管轄。その場で終る。
翌日、I氏の田舎の家に彼らの友人のJBパスカルご夫妻が遊びに来る。
JBは建築家だ。奥さんはベジタリアン。ぼくが料理をこしらえる。
ちょっと頭が痛かったが作っているうちに治る。
その日のメニュー。焼き豚のポン酢掛け京都風味。
鶏肉のチーズ風味揚げミラノ風。 南仏トマトの冷製カッペリーニパスカル用に
和風セロリのサラダ。などなど。ワインはクレモンのロゼ、
それからボルドーの赤。ぼくは料理をしながら、
ビールを少々。建築談義、文学談義、その他の雑談」


ふざけちゃいけないよ作家先生。
まず文章がつまらないのは元々だから期待しないとして
(はっきりいうが何を食べて何を飲んだなんていう文章を
「プロ」がいくらギャラの発生しないHPだとはいえ、垂れ流しちゃいけないね。
そこに「芸」とか「感性」を ちょいと付け加えて読み物にするのが「プロ」でしょう)
「どっちがぶつかってきたのか」ってことぐらい
明らかにするのが普通の感覚だと思うのだが、私がおかしいのだろうか。
そして一番常識を疑うのが「保険ですべて解決」みたいなことを平気で書く感覚。
おまえ日本人だろう。人身事故じゃないかぎりって、側面大破して
怪我なしなんてやついんのかよ、って語調がどんどん乱れてしまう。
いけないいけない。


実際フランスでは交通事故の場合、お金で解決できるレベルなら
警察に届けることはまずしないみたい。
岸恵子が日本に帰ってきたとき事故を起こしたのに
警察に連絡せず問題になったことが以前あった。
「フランス生活が長くてそんなこと知らなかった」って
コメントが物議をかもしたもの。
どっちが悪いのか知らないが、 相手の体を気遣うコメントが皆無なこと、
それだけの経験をしながら 「すごい経験だった」の一言で片付けてしまう
物書きとしての無神経さが本当に嫌。
ふつうそれだけで一本文章書けるだろう。いや、物書きなら
書きたくなる衝動に駆られるのが普通なんじゃないだろうか。


人の悪口を書くほどその人の「文章力」が
問われることはない。「品」ってものが出ちゃうからね。
さぞかしこれを読んでる人も気分悪いだろう(すいません)。
しかし、こんな「人」としても「作家」としても
誠意のみえてこないコラムのタイトルが「愛情路線」なんてのを見るにつけ、
悪態が沸き起こって仕方がないのだ。



辻仁成HP
http://www.j-tsuji-h.com/contents.htm


●写真解説
流行の最先端をいくカンゴールの帽子がとっても素敵。
独特の足の組み方にプライドを感じます。



Yahoo! ニュースからの転載。
辻仁成が交通事故に…その後の体調に問題なし

 女優、中山美穂(35)の夫で作家の辻仁成氏(45)が、在住しているフランスで交通事故にあっていたことが22日、分かった。
 辻氏は、今月8日付の公式HPの日記で「早朝息子のミルクを買いに1人で運転、隣村に出かけて、交差点で事故」と告白。辻氏の車はバンパーが壊れ、相手の車は側面が大破。パトカーや救急車が駆けつける大騒ぎになった。辻氏は頭を打ったというが、救急車の中で脈拍をとり、様子を見てそのまま帰宅。翌日まで頭痛がしたが、友人らに料理を振る舞っているうちに治った、と綴っている。関係者によると、その後も体調に問題はなく、中山や息子と穏やかな生活を送っているという。


 まったくもってふざけちゃいけない。