今日の目玉はカニ2匹で2100円!

伊勢丹が好きだ!
「なぜに」「どこが」といわれても
答えるポイントが多すぎて大変。展示の企画力とか
呼ぶ業者のセレクトの良さとかいろいろあるけれど、
私は地下食料品の
「かゆいところに手が届く感」が一番好きかもしれない。
そこそこ高級。そこそこレア。
そこそこ先取り。そこそこ定番。


名店は押さえつつ新興もがんがん入れてダメならすぐ撤退。
スイーツなんて「試験期間」みたいに
出展できるスペースまであるんだから。
プチ催事場はマンネリ感も濃厚だが、
頻繁にテーマが変わって
見飽きない。アルコール売り場はほとんど週代わりで
蔵元やらワイナリーの方々が見えてセールスしていく。
これが結構勉強なるんだわ。


失礼を承知で書くが、みなさんそんなに有名どこの
蔵元ではない分、とても一生懸命セールスされる。
そのおかげで各地のお酒やいろんな製法の違い知ったもの。
買わないのが悪いぐらい(笑)。いや、冗談ですよ。
まあ…正直に言えば、試飲のきっぷの良さが
一番のお気に入りポイントかもしれないけど(笑)。
伊勢丹は自転車でうちから10分ぐらい。
結構まとめ買いしても手荷物にならない簡便さも、
伊勢丹フード好きに拍車をかけている。


某作家さんが
「デパ地下はうまいものを求めて
ゾンビが徘徊する場所」なんて
表現していたが、確かにある種の人間を「妄動」に走らせる
強いパワーのある場所だと思う。
いつもはお品がよさげなマダムたちが
「プチ・バーゲン」状態に知らず知らず陥り、
エストロゲン全開で紙袋ガンガンぶら下げているものねえ。
アキバ系ならぬデパ地下系のおばさんって
日本二大紙袋文化かも。ま、そんなことはともかく。


いいじゃないの幸せならば
たまーのゼイタク、財布の紐を思いっきし緩めて
あれこれセレクトする楽しみは何物にもかえがたい。
イタリア惣菜「サルメリア・ガバルディ」で
アランチーニとラザニアを買って、夏の名残に
冷製パスタも買っておこうか。
明日の朝用に「歌行灯」の「ちらしウドン」
(結構なミスマッチ感だがうまい)も、ええい買ってしまえ。
甘いものなら絶対のオススメ、京都・和久傳の「西湖」。
材料がなんと「れんこん」というのが意表をつくが
ほんとうに独特の触感は
一度食べたら病み付きになることうけあい。
あの君島十和子もお気に入りというのが
ちょいとひっかかるが。偉そう。
あ、「鈴懸」のミニどらと白玉も美味しいんだよなあ。
こうなったら「仙太郎」のおはぎも押さえるべきか。なぜに。
お彼岸だもの。墓行ってないけど。
なんで和菓子のこと考えてて餃子に目が行くんだよう。
「天天」のミニ餃子パリパリに焼きたい!
ビールは「BECK’S」をキリリと冷やして…くーぅっ、
たまんねえなあ!


はい、キリがありませんね。
それでは伊勢丹地下食料品売り場より
現場の東海林がお届けしました。
スタジオどうぞ。