DO YOU KNOW “イグ・ノーベル”?

定期的に話題になる方だ

イグ・ノーベル賞」ってな賞があるんだなあ。


この賞の定義は
「『人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究』に
対して与えられる賞である。
ノーベル賞のパロディ的な賞で、1991年に創設された。
イグノーベルの名は、『ノーベル賞』に
反語的な意味合いの接頭辞を加えたもじりである」

だそうで、


「風変わりな研究や社会的事件などに対し、
時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される」
のだとか。ふーん。(ウィキペデイアより)


どんな賞かにわかに興味を持ちネットで
サーチしてたら…まあ面白いことこの上なく。
なんと日本はイグ・ノーベル大国なのですね
いるわいるわ珍研究の持ち主たちがわんさかと。


地震ナマズが尾を振ることで起こるという説の検証」
という7年間にわたる研究に対して(1994・物理学賞)


●ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を
区別させることに成功したことに対して(1997・心理学賞)


●「たまごっち」により、
数百万人分の労働時間を仮想ペットの飼育に
費やさせたことに対して(1997・経済学賞)


●夫のパンツに吹きかけることで
浮気を発見できるスプレー「Sチェック」を
開発した功績に対して(1999・化学賞)


●「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」
兼六園内にある日本武尊銅像
ハトが寄り付かないことをヒントに、カラス除けの
合金を開発したことに対して(2003年・化学賞)



7年間なまずとにらめっこしていた学者もいれば
アーティスティックなハトポッポを育てたプロフェッサーも。
日本て…豊かな国だわ、素晴らしい。
将来学芸員が「クルックー!」と叫ぶ
ミュージアムが出来る日も
そう遠くありません。なわけない。(タモリ
ちなみに「たまごっち」の受賞者はバンダイの社員とか。
もっと宣伝したらいいのにな。ダメか。
こういう研究って当人達は真剣至極なんでしょうが
楽しいなあ。立派な研究だと思う。


英語の表現で、よく出来てるけどつまらない映画のことを
「グッド・バッド・ムービー」、
くっだらなくてバカバカしいけど面白みのある映画を
「バッド・グッド・ムービー」
というけれど、まさにこれらの研究ってある意味
「バッド・グッド・スタディ」じゃないだろうか。


他の人から見たらあきれちゃうような研究かもしれないけど、
突き詰めると人間界の真理が隠されているような…。
大げさかな。
一番うなったのは


●「カラオケを発明し、人々に互いに
寛容になる新しい手段を提供した」(2004 平和賞)
ことに対する授賞ですね。
ぜひともテロリストとブッシュ、
パセラでオールしてもらいましょう。
同席はごめんだけど、ね。


なんかベタなオチで無念なり。


●写真
今回の受賞者、我らがドクター中松
受賞理由は
「35年間にわたり自分が食べたすべての食事を撮影し、
食べ物が頭の働きや体調に与える影響を分析した」
だそうです。執念。