「なるトモ!」雑感

誰かに似ている……

さて今日のテーマは
昨日の日記で予告しといた
なるトモ!」です(笑)。
この手のローカル番組が発する
特殊な雰囲気に私は興味があったのだが
ほぼ書きたいことは尽くして
しまったなあ…なんて我ながら無責任。
ちょっとザッピング的に表層をチェックしてみますか。


出演者が大阪の中でも「アク」の強くない人たちで
固められている気がするのですが、
地元の方はどうみているのだろう。
まずメイン司会の二人について。
嫌味のない雰囲気で、どんなにコメンテーターを突っ込んでも
あくどくならないのが身上の陣内智則
元「トゥナイト」という漫才コンビのカタワレ・なるみが
やってるんだがその……妙なんですよ、この二人の空気。
不思議に「かみ合ってない」感じなんだがそれは不協和音とは
違う性質のもので。それをひとことで言うとすれば
「イニシアチヴ権の不在」ってことだと思う。
なるみが仕切るのか陣内が仕切るのか。そのバランスが
まだ全然定まってない緊張感、周囲の「おいおい」「ええのんか」感が
ミョーに面白いんだよねえ本当に。またそれを見守るメンバーが
誰も突っ込めなくて(それはシンプルに後輩だからだと思う)
しまいにゃ「まあいいか」的空気すら流れて。
こんな雰囲気関西番組では結構珍しいことなんじゃないか!?
もうそれがたまらなくおっかしいの。
われながらよくここまで書けるなあ「なるトモ!」で。
いや、私この番組……愛してるね。
多分この面白さって万人に伝わるもんじゃないと思う。
はい、逃げです(笑)。


いやーしかし、なるみだ。
いつのまにこんな「ねえさん」格になっていたのかという
オドロキを禁じえない。それにたいして後輩の陣内が
番組の仕切りにしても突っ込むポイントにしても
いつも不完全燃焼気味でおかしいんだわ。
絶妙のアンバランス・バランス。
これが陣内だからいいんでしょうね、ちょい情けなくかわいい感じが
オバちゃんたちにウケるのだと思う。
曜日レギュラーたちも「濃いッ!」って人が
意図的に少ないような気がする。だからといって
都会的だったりオシャレ感がある人がいるわけじゃ
まったくないのだけれど(笑)。
なんといっても個人的に
好きなのが浅越ゴエ中山功太ですね。
二人とも押しに押すような古いタイプの芸人ではなく
さらさら自分のネタを流していく感じなんだけど
それがツボでツボで……。
まあ午前中一度はご覧下さい。
嫌いな方は思いっきり嫌いかもしれませんが(笑)。
番組全体に流れる「あっさり感」、これが今の西の本流なのか、
それともわざとライトな雰囲気にしているのか。
現地の方、どうなんでしょうか。(どうでもいい?)