普通の日記・友人と今あえてキムチ鍋

本当に普通の日記です。
私を知らない人は読まないほうがいいです。


大学時代からの友人宅を訪ねて千駄ヶ谷へ。
30過ぎてもどうみても成り立て社会人みたいに
若い友人Kは、部屋もそのまんま若いガキのようだった。
所狭しと並ぶのはギターにキーボードにターンテーブル
テレビの脇にはPS2、棚の上には韓国オリジナルのコーラ瓶、
マンガ本にスパイダーマンのプレスシート、
復刻のファンタのヨーヨーの隣に『シンシティ』の半券……。
いやはや、小学生の頃にお前と友達になりたかったよ、K。
こういうノリ懐かしいなあ、まわりに自分の好きなものが
いっぱい散らばってる幸福感。手のすぐ届くところに
おもちゃがある充足感。最初は「けっ汚ねえ」とか思いましたが
次第に楽しくなったり。一緒に部屋にいるのにボーーっと
そいつん家にあるマンガひとしきり読んで「じゃーなー」とか
帰るノリ、思い出しましたね。今はマンガ本が酒に変わっただけなのか。


このK、学生時代に「今日おれん家来いよ、酒あるからさ」とのたまい
欣喜雀躍してたずねれば意気揚々と「杏露酒」(シンルーチュ)を
「ほらよっ」とテーブルにドンと置き、「今夜は飲もーぜー」と言うなり
袋叩きに合わせた素敵な逸話があるが
(「だって好きなんだもーん」とか言いやがった)
今じゃすっかりオヤジ舌になり芋焼酎に懲りだした。
つまみはいくら食べてもなくならない
白菜タップリのキムチ鍋。失敗知らず。
ひととおり食べたところで昨今の寄生虫騒ぎを思い出し
「これって……」と見れば見事韓国産。
いい加減酔っ払ってるのでまあ屁でもないんだが。
いやーオヤジ度はそういうときに分かりますね。
「アルコール消毒アルコール消毒!」
「煮てるんだから大丈夫だっつーの!」とか言って
さらに盛り上がる。その後日本酒で念入りに
仕上げの消毒をしてふけゆく享楽的な土曜の夜でした。