暮れを感じるとき

村井国夫夫人

朝の冷え込みがきつくて
いそいで裸足を靴下に突っ込む12月12日。
あと2週間ちょっとで今年が終わるなんて信じられない。
そんなことを思えば気ぜわしくなるばかりで
余計に時間の進み具合が早く感じられるから
余計に始末が悪い。
ただでさえ家のことなどいつも滞っているというのに
(掃除やら洗濯やら……)
それが益々「早く片付けなくては」と思えてくる
師走というのは不思議な月だ。


この寒さもよろしくないように思える。
私見だが、日本人というのは基本的にとても
マゾヒスティックな民族だと思っている。
そういう性質と師走の冬というのが
これが素敵にマッチしているのではないかしらん。
「おお寒い」と呟きながら買出しに大掃除に
てんてこ舞いするのを楽しむようなそんな気分。
そんな落語みたいな人いまどきいないか。


前置きがすごく長くなってしまった、いけないいけない。
何が書きたかったかというと
「ああ、暮れだなあ」と思うときというのは
だいぶ人によって違うのではないだろうかということだ。
私は長寿番組「徹子の部屋」で『今年亡くなった方々』という回が
予定表に入ってくると、
「ああ、今年も終わりなのだなあ」としみじみ思ってしまう。
そしてテレビCMで「今年の汚れ、今年のうっちっにっ!」というフレーズが
連呼され始めると気もそぞろ、「ああ片付けなくては」と
てんやわんやな気持ちになる。
(余談だがこのCMの主演はまだ森尾由美なんだろうか。
もう出なくなって久しいが、この洗剤といえば懐かしの「音無美紀子」を
思い出してしまう。妹でたしか「音無真紀子」とかいう人も女優をやっていたはずだが
どうしているのだろうか)


入り用の増える12月、気も財布の紐もしめてかかりたいものです。
あなたの「年末だなあ」と思うときはなんですか?


●追記
今週一週間しか見られませんが
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
火曜日が追悼特集なんだけど……顔写真が「徹子」なんです。
亡くなられたみたいで一瞬笑ってしまいました。


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