アカデミー賞助演男優賞がまず発表

「ジャーヘッド」あっという間に公開終

今日は「啓蟄」。土中の虫が暖かさに目を覚まし
大地に出で来るという日ですが、
その言い伝えがまさにピッタリという陽気が昨日今日と続いてます。
なーんで「あったかい」というだけでかくも気分は高揚するのか。
ほんっとに嬉しいなあ。周りを見れば、コートを着ていない人もチラホラ。
また「寒の戻り」などならず、このままどーか春になってください。


さて今ラジオから今年のアカデミー賞助演男優賞の結果がラジオで流れてきました。
が……ごひいきジェイク・ギレンホールは惜しくも取れず。
アカデミー組合のジジイ連中は若者に厳しいからねえ。
ジョージ・クルーニーにオスカーが渡ったらしいけど、
もういかにもなアカデミーズ・チョイス。いやクルーニーいい俳優ですけどね。
ひいき目を抜きにしたら、今回が多分俳優人生最後の賞チャンスだと思われた
マット・ディロンに取らせたかった……。
「フラミンゴ・キッド」とか「ランブルフィッシュ」とか好きだったなあ。
軽く20年前ぐらいの作品だけど。
「死の接吻」あたりから「ゴミみたいに殺される役」「バカ亭主」といった役どころが
なぜかハマるようになり、「アメリカ西海岸的男の軽さ」を売り物に出来る
珍しい(だけど評価はオールウェイズ低い)タイプの役者だなあと、
私はある種の尊敬の念を彼には抱いているのだが、ああ……残念な限り。


賞は逃したものの、ジェイクは「内面演技もしっかり出来るんじゃーん」という、
これ以上ない良いアピールを全世界に披露できたわけだから、
これからドンドンいい作品に恵まれていくだろうが……若いながらに
20年以上の人間の歴史をしっかりと演技で作り上げた「ブロークバック・マウンテン」で
オスカー取ってほしかったなあ。彼は最近チャン・ツィイーにご執心という噂だが、
誰と一緒にレッド・カーペットを歩いたのか。
そんなノゾキ見趣味は今夜のWOWOWで堪能するとしましょう。
と、ここでまた速報。助演女優賞レイチェル・ワイズですか……ふーん。
ミシェル・ウィリアムスも逃しちゃったわけか。さて話題の「ブローク……」、
オスカーは何個取れるかな。


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今日の一食
恵比寿・和韓ダイニング「伍」の五種せいろ蒸し
http://r.gnavi.co.jp/a703600/



サービスも丁寧だし、店内も出来て2カ月だけあってとても綺麗。
どの料理もソツなく綺麗に盛り付けられて
誰が頂いても「私これダメだわ」と思われないような品の良いお味。しかし!
別にこのお店を槍玉に挙げるわけじゃないんですが、
この手のお店のメシ食うと私は、


1:オシャレで都会的な実業家が店のコンセプトをお考えになる
2:どなたか高名な料理人、料理研究家がそれに沿ってメニューを考えられる
3:そして各店舗でどこでも同じクオリティのものを作れるように、
マニュアル的なレシピを編み出される
4:そして各店舗で「そこそこ」な料理人によって素晴らしいメニューが再現される。


という筋道がパーっと見えてくるんですね。
このせいろ蒸しも中には冬瓜やらトマトやらグリーンスープやらを
「炊き合わせ」方式で別に調理して一緒に蒸しあげたもの、それぞれは
「そこそこ」美味しい。でも人の考えたレシピの再現ってなんで必ず
「そこそこ」の味にしかならないんでしょうね。
まずくなくサービスもいいだけに、「ぼやき」じゃないんですが、
私はこの手の店に行くといっつも「ああもったいない」と思ってしまう。
すっごく傲慢な言い方だけど、この種の店の料理はどれも、
「美味しそうなレシピ雑誌に載ってたから、がんばって作ってみたのよ」的
新妻の奮闘料理を頂いてるような気がしちゃうんだなあ。
はい、偉そうですね。スイマセン。