キャンセル!

“♪あっのぉ〜ひっとは〜行って行ってしっまったぁ〜〜!”


よこはま・たそがれ』ならぬ『ラドルプ・たそがれ』。

 いやーーーーーーーーーーー帰っちゃいましたねラドゥ・ルプー! いやはや、なんともはや。とほほ(涙)。
 本来ならこの19日、サントリーホールでリサイタルがあるはずだったんだよなあ。現在活躍するピアニストの中でも指折りの実力派、確固たる世界を構築する名演奏家として知られる彼。極端に来日回数も少ないので「これが日本では聴ける最後のチャンスかも」と噂されていたのだった。それが。

【重要】ラドゥ・ルプー ピアノ・リサイタル公演中止のお知らせ

10月19日(火)サントリーホール、および、10月29日(金)東京オペラシティで予定しておりました「ラドゥ・ルプー ピアノ・リサイタル」は、演奏者本人の急病による緊急帰国のために中止となりました。
お客様には多大なご迷惑をお掛けし、大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます


 招聘元である梶本音楽事務所のHPに16日の日付でアップされたのがこれ。あは、あはは…………。泣くに泣けん。
 
 まあねえ……気難しそうだしなあ。まあ体調が急変されたのだろう。快癒を祈るほかなく、お願いだから「この埋め合わせは必ず」って思ってねルプー!!!
 しかし残念だ。今回のプログラムはヤナーチェクの『霧の中で』、ベートーベンの『熱情』、シューベルトソナタ21番という私の大好きな、そしてルプーで是非聴きたいものばかりだったので。どれも彼の世界にピッタリだったろうになあ。秋のサントリーホールであのヤナーチェクの和音がルプーによって奏でられる……そう考えただけでゾクゾクするような気持ちになっていたのだのだけれど……まあ、せんないことですね。

 『霧の中で』って素敵な曲なんですよ。こんな感じ。