断捨離、そして俳句
思い立って、持っているCDを整理。かなり減らせた。
最初は大好きなエラ・フィッツジェラルドのソングブックシリーズだけ残して、あとは全部…なんて思っていたのだけれど、さすがにそうはできないもんですねー(;´∀`)。
ただ捨てるのはしのびないので、CM音楽を作っている友人に尋ねたら、かなり貰ってくれた。ありがたい。ありがとうトネ。
本も同時に思い切って整理。こちらは図書館に寄贈したり。一応、底辺ながらマスコミの一角にいる身としてはブックオフに売るのは抵抗感が強くて、無理。
そしてさらに、ずーっと狭い部屋に置きっぱなしの壊れた「テレビデオ」と「レンジ」も業者に引き渡せた…。2つで5千円。これが安いのか高いのか分からないけれど、とりあえず、スッキリだ…。
しかし人間……バッグひとつ、という訳にはいかないですね。『男はつらいよ』の寅次郎はなぜあんなトランクひとつで済むのか。あの描写も、一部の日本人の羨望をかき立てるんだと思う。「キープ」「備蓄」「備えあれば憂いなし」が大好きだからね、日本人。
○一日一句
2/21
立ち話まちかどに増える春うらら
※これをなんとかもうちょっと推敲したいと思い、
うららかや町のかしこに立ち話
こうしてみた。増える、という言葉を使いたくなくて。
2/22
しばられて花屋の裏に木瓜の枝
2/23
花屋にて特等席の桃の花
※これを次の日、こう直しました。
三日まで特等席なり桃の花
2/24
櫻川わらべが歩く目借時
目借時…本当はもっと晩春の頃の季題なんです。うつらうつらする春の日の陽気というか、そういう時期をさす言葉なのだそう。この日はNHKで能の『櫻川』をやっていました。
なんか狂歌や川柳テイストの方向にいきがちなんですよね。
2/25
水温むと早く詠みたし茂吉の忌
この日は斉藤茂吉の亡くなった日で、こういう「〜忌」は季題にたくさんあるということを知る。2月1日は河東碧梧桐の亡くなった日で、「寒明忌」というそうです。私はこのひとの「赤い椿白い椿と落ちにけり」という句が大好きだ。ゆったりした映像が見えてくるかのよう。