年とったらおメロさんとか言われんのか

先日テレビで、海外の優秀なCMを紹介していた。
その中で「見事!」と思ったのにこんなのがあった。
古めかしいセピア色の映像、場所は欧米の街、
時は第1次大戦前というレトロな雰囲気。
4人の男が、えっちらおっちら大荷物を運んでいる。
木箱には大きく「割れ物注意!」の札が。これがまあ危なっかしいことこの上ない。
大きな縄につまづきそうになったり、角から車が飛び出してきたり。
やっとの思いで車に乗せても、荷台の留め金が外れてあわや落ちる! というところで
港に到着、ホッとしたのもつかの間、船に運び上げるロープが重みに耐え切れず、
ブチブチ音を立てて切れ始める。あと一秒遅かったら……というところで
なんとか甲板に荷物が載せられ、事なきを得るのだが出航する船の側面には
タイタニック」と大きく書かれた看板があるのだった……というCM。
最後に浮かび上がるのは「保険は大切です」という文字。
うーん、お見事。多分30秒CMだったと思うが、
一抹の切なさすら感じさせる、短編フィルムを観たような凝縮した時間だった。


トリノ・オリンピック


トリノオリンピック、みなさんは興味ありますか?
なんか身も蓋もない言い方ですが、私はある違和感から素直に楽しめないでいる。
なんていうか……夏季オリンピックより「下世話」に盛り上がってないか!?
夏季には「スポーツの祭典」として少しは襟を正すような趣があったものの、
今回は直球に「べっぴんタレント大集合冬の大運動会!」ってな感じで
オヤジマスコミが浮かれまくってる気がしてどーものれません。
散々持ち上げておいて「ミキティ連日出まくりで食傷気味」なんて週刊誌もあるぐらい。
そりゃあないでしょう。しかしながら選手団の方がさすがプロフェッショナル、
「楽しんできます」「緊張よりもワクワクします」「自分の力のままやるだけです」
などとクールな発言が。素直に世界の檜舞台に挑戦できる喜びを語る若者が多くて
なんともすがすがしい。最近私は、「老け込まない」ポイントはヒアルロン酸でも
ボトックスでもなく、「下世話度」をいかに上げないかだと思っているが、
ますますその間を強めた。最近のオヤジマスコミは激しく「おばさん」化していて
見るに耐えない。みんながみんな「前田忠明」化してどうする。



などと書いてたら本当に書きたいこと忘れてました。え? もういい?
まあそんなことおっしゃらずに。元々スポーツに無知なもんで知りませんでしたが
着実に「日本の名前」は変わってきているのですね。たまげましたハクオー
なんですか「メロ」って。お兄ちゃん「童夢」って。
ワード一発変換できない名前ばっかり。これからメーカー大変でしょうね。
あと六本木の暴れん坊「里谷多英」も最初なんて読むのか分かりませんでした。
 振り返ってみれば、私の周りのベイビー「ジュリー」とか「レオン」とか
「マリン」とか多いんだよなあ。(みんな実際は漢字表記ですけどね)
あと15年ぐらいで完全に日本はこういう名前になるんでしょうね。
いつしか私はそれに慣れていくのでしょうか。


●付記
本当にどーでもいいのですが、現在ヒット中の
ジェームス・ブラントの「you're beautiful」の出だしって
トチってるように聞こえるのは私だけでしょうか。
なーんかフライングに思えるんだよなあ。


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●今日の一食
四谷「森八の和菓子」
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桜餅の風情にひかれて買ってしまいました。
しっかりとした甘みのある餡子で、ちょっと強すぎるかなと思うも
塩のきいた葉の味と合い間って、食べ終わる頃にはもうひとつほしくなる感じ。
草餅もしっかりとしたヨモギの香りが漂い、小ぶりな大きさも程好く満足しました。
金沢の名店とか。ひとつ180円ぐらいですから気軽に買えるのも嬉しいところ。