1週間の行動記録

○日曜日恒例・自分のための行動記録
月:関川夏央「女流」(集英社)読了。林芙美子有吉佐和子の評伝。と、いうよりも記録性が強く、あまり二人の作家に対する作者の思いが感じられなかった。「女文士」というものは何か、これを浮かび上がらせようとする意図はわかるのだけれど。この二人でなければダメなのだ、という強いものが感じられない。
新宿のツタヤでシェール主演の「容疑者」が250円で売っていた。私は本当に自分が「ダメ人間」だと思う数多い瞬間のひとつに、「レンタルビデオをまともに返せない」というのがある。「あっ!」とか思うと必ず一日二日経っている。悔しいったらありゃあしない。故に最近は安いセルビデオ専門にした。「セルロイド・クローゼット」も合わせて買う。

女流―林芙美子と有吉佐和子

女流―林芙美子と有吉佐和子

火:気がつけばバッグに「ゆみ」と明朝体で記された色っぽい名刺が入っている。歌舞伎町の2階にあるらしい、ドー考えてもスナックであろう名刺だ。手書きの携帯番号まで。
 うーーーーーん…………思い出せない。絶対にこの店には行ってないと思うんだけれど……あの店にいた人だろうか、もしくは……。ゆみさん、これ読んでたら連絡下さい。笑


水:春の山菜特集の記事をやらせていただけることになった。入間市にある「ともん」さんという料理屋のご主人は山のエキスパート。彼のナビで歩くと、そこかしこに山菜がある。普段見過ごしてしまうような、なんでもない野の一角にワラビがムックリ起き上がらんとしている。荒地のような林の中に、ポッコリとしたタラが芽吹いている。いい日和で暖かく、モンキチョウルリタテハといった、小さい頃のなじみの虫が飛び交っている。ああ、嬉しくなってしまう! 仕事をしばし忘れて、山の春を楽しんだ。


木:8ページほどの映画特集の原稿を書き終え、簡単にいって「わーーーい」という気分になり、久しぶりに渋谷のヴィノスやまざきへ。モンマルト、というシャンパンのロゼを奮発して飲む。良くも悪くも分かりやすい味。


金:四谷でバイト。土手の桜を営業後にみんなで見に行く。存外静かで人もいない、上智の子達は平日の夜に花見などしないのだろうか。大昔、大学生のころにバイト先で一緒だった先輩が上智の体育会で、それはそれはムチャな飲み方をしていたのをボーっと思い出す。あの人は電通に入ったという噂だったな。もう12年も前のことだ。


土:大久保の韓国料理「チムタク」にて特製春雨が美味しい煮物をたらふく食う。ここの店の名前をいうと、聞いた人が「え、キムタクー?」と訊く人訊かない人まっぷたつに分かれるのが可笑しい。その後タイレストランに移動して飲み直し、アジアを満喫した夜であった。


日:友人のお花見会にまぜてもらう。新宿御苑は花も盛り、なによりも素晴らしい陽気で暖かいことこの上なく、絶好の花見日和としか言いようのない日だった。ここで夕方まっすぐ帰り、お風呂にはいって寝ればいいんだよなあ。そうだよなあ。その後の自分の行動については記憶から抹消したい。関係者の皆様ご迷惑かけました。反省します。


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