由美かおる&押尾学

押尾学



(昨日からのつづき) 

 すっかり誤読してしまった「森繁インデックス」ですが、さらに畳み掛けるように現れたのが

由美かおる・入浴シーン200回突破!」


 こんな小見出しが踊る8月3日。
 さっき「すわ訃報か?」とドキドキしたこともあって、この「のほほん感」はありがたかった。「うっかり八兵衛」ならぬ「ちゃっかり八兵衛」として新レギュラーになった林家三平(旧・林家いっ平)と一緒に、悠然と湯船で微笑む由美かおるを見ていたら、こんな思いに駆られた。

○偉業的エンタテインメント=由美かおる

「加齢」を感じる瞬間というのは人さまざまだ。
「小さい頃、好きだった芸能人の老いた表情を目の当たりにしたとき」
 なんてのも、そういう一瞬だろう。自分の身体能力の低下を知る、これがもちろん加齢を一番実感するときに違いない。
 しかし他人(特に年上)の老いをシミジミ感じて、「そりゃ自分も年取るわけだ」という感慨にふけることもある。こっちのほうがより深く、精神的に「老い」を実感してしまうときも、あると思う。
 そういう意味で、由美かおるはすごい。エンタテイナーだ。原節子は、「退くこと」で老いを封じ込めて、ファンのイメージをセーブした。由美かおるは出続けつつ「プチ・原節子」をしている。
 つい先日昭和58年の彼女が出ている『火の鳥』(市川崑監督)って映画を見たんですね。それが確かに「印象」が変わらなくて、驚いてしまったのだ(なんていうのかな……体から出てくる「光」というか、発散する芸能人特有の「鮮度」のようなもの)。
 けっこうな偉人、だと思う。


押尾学、逮捕


 そして世間的には最もビッグなニュースであろう「押尾学、逮捕」。そしてさらには4日の「矢田亜希子号泣、離婚か」という一連の流れ。
 このニュースを聞いたとき真っ先に思いついたことに自分でも呆れる。
 矢田亜希子はやっぱり、もし家に押尾が訪ねてきてら門前払いして、
「『お塩』持ってきてちょうだい、『お塩』!」
 とかいうのかなあ。いってほしいなあ……ああ、本当にくっだらない!
 冗談はさておき、
「世間って、冷静なんだなあ」
 というのが、私の実感。
 いろんな人が書いてますが、人ひとり亡くなってますよね。なんていうか……多分大多数的に
「あ、ドラッグ・セックスしてて、相手死んじゃったのね。バカだね」
 というコンセンサスなんだろうと思う。けれど、
「はいはい、事実関係が警察から明らかになってから報道しましょーねー」
 という……クールというか、冷めているというか。そういう報道のテンションに、驚いている。マスコミの成熟とは全く思わないけれど、逮捕よりもそこをあえてネグレクトしている感じが、不気味だ。結果が出てからいっせいに叩くのだろうけれど。
 二日に亘って書くこともなかったかもですが、3日の雑感でした。



○追記
さほど思うところがなかったので本文にはいれなかったけれど、酒井法子のダンナも覚醒剤で逮捕。ドラッグ捕物帖は今後どんな展開をみせるのだろう。


こちらもよろしく→「白央篤司の独酌日記

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