自動的についてくるもの・国分佐智子の場合

 元・林家いっ平こと林家三平国分佐智子が結婚するという。

 このニュースを聞いたとき、私は瞬間的にゾーーーーッとしてしまった。いや、このおふたりがどうこうというのでは決してない。さらには私はこのお二方のことほっとんど存じ上げない。しかしながら、私はある種の戦慄を覚えてしまった。そう、思わずツイートでその気持ちを吐露せずにはおれないほどに。
 これがそのときのツイート、我が偽らざる心境である。日付は1月23日。


国分佐智子って、自動的に泰葉と海老名美どりが義姉になるのか。これは並大抵のことではない。「おんなの覚悟」だなぁ。
posted at 15:54:58


 泰葉、そして海老名美どり……。
 私にはこの文字並びがもはや「史上最強の小姑」としか読めない。私は国分さんにお会いしたこともなければ、正直言うとどんなお芝居されてきたのかもまったくもって知らないのだが、
「なんであんた好きこのんでそんなところへ、おやめなさいよ」
 と話しかけたい気持ちでいっぱいである。余計なお世話極まりないことは重々分かっている。なんつうんですかね、よくホラー映画で「明らかにそこ入っちゃダメだろう、そっち近づいちゃダメだろう!」というほうへズンズン主人公たちが進んでいく導入部を観ているような気持ちなんである。

 この二人がどれだけの破壊力を持ったキャラクターかはある種の世代から上のひとなら説明不要だろう。姉・美どりはあのマルシアでさえも震え上がらせ本番中に号泣させたほどの剛の者である。日テレの『おしゃれ30:30』という番組でその惨劇は起きた。多分全然大したことじゃなかったと思うんだが、何かマルシアの発言が気に入らなかったご様子の美どり、声を荒げて一喝。さらには泣き出したマルシアに「あたしそーやってすぐ泣くような人嫌いなのよねっ!」とさらに激昂。すんごかった。今なら多分、放送しないであろう。いい時代に私は子供であれた。泰葉は先ごろの離婚騒動でその「壊れかけのRADIO」ぶりを確認されたかたも多いと思う。繊細なのよね多分。

 
 しかしまあ……ツイートにも書いたが「おんなの覚悟」だなあ、と思うわマジで。
 佐智子はなんらかの覚悟を決めたのだ。
「それでも私は、海老名家へ入る」
 そんなタイトルで一冊書かせたいよ。もうひとこと……カッコいいぜ佐智子。佐智子と書いて「漢」って字にみえてきたほど。地雷除去とかできるはず。もう比べるなら、マゼランとか、マルコ・ポーロ並みの肝の据わった冒険者だ。佐智子大航海時代。愛を語るより佐智子を讃えよう、という気持ちでいっぱいになってきました。まあただ単になんにも考えてないだけかもしれないが……。
 ひっさびさにこーいうネタ書きましたが、これが私の本分です。