カンバック、八重！！

ＮＨＫ再来年は大河ドラマに「風林火山」やるよと
発表されたそうです。えええー武田信玄じゃーん！！

なんでこんなことワクワクしてるかというと
前回の「武田信玄」が大好きだったから。
「今宵はここまでにしておきとうございます」って、
あれね。いや、それはともかく、八重だ。

小川真由美演じる信玄の正妻の家臣のことなんだが、
まあこれが怖かった。素晴らしかった。
漂う妖気。溢れる貫禄。

眉毛なんてつぶして公家眉（お雛様みたいな丸い眉）だもの。
それなのに主人である正妻ふっつうの現代的な眉。
なんであんただけ（笑）。

いやー知略と策略の限りを尽くして
主人を盛り立てようとするんだけどそれがエグイ！

信玄の寵愛を受ける側室（南野陽子）が
できれば即なぶり殺し。ヨーヨー使えばよかったのに。
重臣の一人（児玉清）を
「味方につけたほうがいいわね」と思えば
色仕掛けでたらし込んで篭絡。真由美パリ挑戦権獲得。

なんというか…日本中が
「さもありなん」というコンセンサスを
持って真由美を見てたような気がする。
「真由美ならあのぐらい屁でもねえべさ」
「いんやまだ本気出してねえよ、利き腕使ってねえもの」
というささやきがここかしこから聞こえた
土曜の８時。

もう本当に強いんだから。
武田信玄こいつに３０万石ぐらい与えてめしかえたら
天下取れたよ絶対。いやまじで。

最後は本当に「アヤカシ」の存在になっちゃうのが凄い。
いきなり消えちゃうの。で主人が危篤になるとフッと
帰ってきて皆から「このバケモノォッー!!」とか
叫ばれちゃうんだこれが。
大河ドラマで「化け物」呼ばわりされた女、
それが小川真由美。

主人が死ぬときは自分も短刀で切腹！　マユミハラキリ。
「グオオオゥッ！！　フググッ！」などの
野牛のいななきにも似た嗚咽をあげて。
ＮＨＫコールセンターパンク寸前。
「たすけてー！」「こわいー！」

ああもう絶対に今回出ないだろうけど
観たいなあ。やってくんないかなあ。
八重ふたたび。

もうこれやってくれたら
受信料払うよ。