「車椅子でもカッコイイ男」
ちょっと納得がいかないんですね、私。
11月の頭に公開される映画『ハンサムスーツ』(主演:谷原章介、塚地武雅、監督:英勉)のチラシですが……問題は、裏だ。
キャストの一人で池内博之が出てるんだけど、そのキャプションがうなづけない。
「車椅子だけどカッコイイ男」
…………………………………………………………………………え?
ああ……この「種」の問題にナンクセつけるのって、とっても難しく、そして野暮になりやすいことは百も承知だが……やっぱりこれは見逃せない。
ダメだろう、こんな誤解を招きやすい(というか思慮の浅い)表現を世に出しちゃ!
例えばの話。
「黒人だけどカッコイイ」「韓国人だけどイイ奴」
これ、出版物として(確信犯的な場合の表現、つまり文責者が意図を伝える上での挑戦的な手段として用いる場合を除いて)ありだろうか。
こういったことと、まったく同じ意趣を取られかねない文章だと思う。
ああ……キマジメな「クラスの委員長」みたいですっごく嫌だけど、このチラシの書き方は、もーっと嫌だ。何人の人間がこのチラシをチェックしてるんだろう。誰かひとりでも「まずくない、これ?」って思えないもんか!?
そのイージーな作り方が、この映画に携わる人間の愚鈍さが、嫌だ!
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