2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

現代 能・狂言面 作家展

能面――もちろん、舞台でつかってこそのアイテムなのだろう。しかし、ただ飾られているだけでも、素敵にドラマティックな存在だ。つかわれるうちに風格を増してくる、何かが込められていく――そういうことはもちろんあると思う。けれど今回の展示会は、現代作…

「さくらまつり」の謎・2

なんでもチータ、桜新町に住んでいるというただそれだけの理由で、毎年のように「ボランティア出演」をしているんだとか。なんという奉仕精神……間違いなく将来の世田谷名誉区民。 「ギャアアァーチィータァーっ!」 「ギャー!」 「ちいいいいいぃいぃぃぃぃ…

桜新町「さくらまつり」の謎―チータ登場―

桜新町に住んでいる知人に誘われて、行ってきました「桜新町・さくらまつり」。東急田園都市線で渋谷から4つ目、駒沢大学と二子玉川の間です。長谷川町子美術館のある「サザエさんの町」としても有名なところ。 地下鉄西口の階段を上がれば、あいにくの曇り…

食人雑記

これ、なんだと思いますか。 正解は「どん兵衛」。わけぎをタップリ刻んで、お湯を注いで待つこと5分。開けたら、なんだかうまそうな面構えで、思わずパチリ。湯気が立ち昇って、シャをかけたような一枚になった。京都・原了郭の黒七味を入れたら、随分と「…

あなたは何駅に

先日、品川プリンスホテルに行ったときのこと。カラオケボックスがあったんですね。へぇ……とよく見れば、「お部屋にはそれぞれ、山手線の駅名がついています!」と書かれてある。ふうん……その瞬間から広がりゆく妄想。 本当にたまたま、その部屋しか空いてな…

幸せのパンフレット

「人々の心のなぐさめになる、一枚のパンフレットをお配りしています」 いきなりそんなことを、インターホン越しに言われた朝。「ピンポーン!」ドアミラーを覗くと、40代ぐらいの女の人がふたり、立っている。手前の人は、向田邦子に似ていた。奥の人は、倉…

若葉と鰹+心辺雑記

目に青葉 山ほととぎす 初鰹

逍遥公のピアノ+食雑記

先日、早稲田大学内にある演劇博物館にいったときのこと。そこの一角に、「坪内逍遥ルーム」みたいな展示室があるんです。ショーヨーゆかりのものばかりある部屋。え? 坪内逍遥知らない? 坪内ミキ子のおじいちゃんですよ。え? 坪内ミキ子知らない? 青島…

「手打ちパスタ」+心辺雑記

うどんや蕎麦に、生麺と乾麺があるように。パスタにも生パスタがあります。乾麺とはまったく違う歯ごたえ、食感、そして粉のストレートな旨味が味わえるのが、生パスタの醍醐味。なーんて書くと堅苦しいですね、ひとこと「小麦って……うまいんだなぁ!」とダ…

つれづれおり+映画メモ

どっちゃり。ああ……うんざり。 集合ポストを開けるたびに、軽く「ムカーッ!」ときてしまう自分がいる。心狭いなあ、俺。でも腹立つなあ。いやー……日にもよりますが、えらく大量にチラシが投入されちゃうこと、あるんですね。それが何日か続いてしまうと、結…

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「仏果を得ず」三浦しをん:著

東京の半蔵門線沿線で、よく見かける文楽のポスター。写っているのは人形のみ、とてもシンプルなポスターだ。しかし、とても美しい。私は時折ハッとして、思わず足を止めてしまう。写真は最近貼り出されていたものだが、このはりつめたテンション! 思いつめ…

25万ヒット御礼+すれ違う人々+桜日記

すれ違ってます。 最近も絶好調で、すれ違ってますよ白央篤司。先日、向こうからヤケに目立つ女の人が歩いてきました。歩いているだけなのに、体全体から「あたしは妥協しない」そんなセリフが聞こえてくるかのようです。ディグニティみなぎるそのお方は、よ…

最近のたべものメモ列記

最近、とあるソムリエさんから面白い話を聞いた。超有名高級ワイン、「ロマネ・コンティ」の畑を見学に訪れる人は、それこそ世界中からいるのだという。いきなり核心ですが……なんでも記念にコッソリ「立ちション」をする人が多いらしいんですね。あはははは…

最近の行状記録+もろもろ映画やら書きこぼし

エイプリル・フール、でした。うーん……生まれてこのかた、この日に嘘をついたことも、つかれたこともない気がする。ホッとするような、ちょっと勿体ないような。小さい頃、よく読んでいた「ドラえもん」では、のび太がそれこそ「赤子の手をひねる」ように騙…